経済・社会

2025.10.24 13:30

生成AIさえも「AIバブル」を認める──7つのAIは何と語ったか?

Tada Images / Shutterstock.com

「AIバブルがある」と答えた生成AI

「はい、AIバブルがあります」とGrokは述べた。AIの可能性を巡る熱狂が「巨額の投資、膨らんだ評価、非現実的な期待を生み、ドットコム・バブルを想起させる」とも指摘した。Grokは、多くのAIスタートアップは「持続可能なビジネスモデルを欠いている」うえ、「約束されたブレークスルーと実際の成果の乖離が広がっている」と述べたが──最初の防御的な一言として──「AIの変革的な潜在力は現実である」とも付け加えた。

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ChatGPTは「イエスでもありノーでもある」と答え、「古典的なバブル行動」が見られるとしつつ、投資とハイプ(過剰な宣伝)が「否定できないほど高水準」にあり、一部企業は「実体を伴わずにAIを追いかけ、過大評価されている」と指摘した。他方で、AIは「すでに業界横断で実用的な価値を提供している」とも主張した。

「バブルの兆しは近いが、まだ到来していない」とした生成AI

PerplexityMicrosoft CopilotはいずれもAIバブルの兆しが「芽生えつつある」あると示唆した。両者は「投資と熱狂が急騰した」と述べ、Perplexityは、AIスタートアップの評価額が膨張し、成果が過剰に約束されるなど、進歩の持続可能なペースを「上回る速度」で進んでいると警告した。ただしPerplexityMicrosoft Copilotとも、AIを擁護する姿勢は共通だ。PerplexityはAIには「現実の世界での変革的な価値」があると主張し、「リスクはAIそのものではなく、非現実的な市場期待にある」とした。

「AIバブル」の存在自体に疑義を呈した生成AI

Meta AIは、AIバブルの有無は経済学者の間で議論されているとし、「過度な評価や、リターンを生まない可能性」といった懸念を挙げつつ、一方でAIブームは「真のイノベーションと大きな生産性向上の可能性」によって推進されているとみるアナリストもいると述べ、AIバブルは起きにくいとする見方を紹介した。また、バンク・オブ・アメリカの最近の調査結果にも言及した。

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Geminiは「本格的な『AIバブル』かどうかは議論の余地がある」としつつ、市場の一部に「投機的な過熱」があることは認めた。具体的には、「収益性が実証されていない」スタートアップに対する「非常に高い評価」や「強烈な市場の熱狂」といったバブルの兆候を挙げる一方、業界を牽引する「大手企業」は「強固なファンダメンタルズとキャッシュフロー」を持つと主張した。

ClaudeもAIバブルの兆しがあることには同意したが、「過去のバブル(ドットコム、暗号資産)とは異なり、AIはすでに現実の価値を提供している」と結論づけた。

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翻訳=酒匂寛

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