編集者とライターで「ガチ中華」街歩きツアー
ところで、ガチ中華のニュース需要というのは、1年のうち春節の時期などもそうだが、時代の節目や中国をめぐる世相の変化にともない集中的に訪れるようだ。
先月もテレビや雑誌、新聞の3つのメディア各社から話があり、ここでも同じ質問を受けた。そのうち、すぐに池袋を一緒に歩くことになったのが、大人のための首都圏散策マガジン「散歩の達人」だった。
その際の記事は、発売となったばかりの「散歩の達人」2025年11月号の特集「消滅可能性都市から未来感じる都市へ 池袋ルネサンス」に掲載されている。筆者が関わったガチ中華の記事は特集企画の1つにすぎないが、「散歩の達人」の人たちは他メディアに比べフットワークが軽く、同業者でもある筆者にとっても価値あるひとときとなった。
まだ残暑が感じられた9月下旬、筆者と一緒に池袋を歩いたのは、同誌編集部の小野晃平さんとライターのどてらい堂さんだった。
たいていこの種の取材の場合、待ち合わせ場所にしているのは、池袋の中華フードコート「沸騰小吃城」だ。編集部の小野さんから事前に伝えられていた、以下のような企画概要や質問にお答えするところから取材は始まった。
<ガチ中華初心者のライター「どてらい堂」が、ガチ中華の楽しみ方を指南してもらう企画です。どの店が良いか、どの料理が良いか、どこを見ると面白いか、歴史や背景など、池袋でガチ中華が多い理由や近況についてもお話をうかがいたいです>
それに応えて1時間ほど話した後、筆者は2人を連れて、いつものように、池袋の街へと繰り出した。ここでいう「いつものように」というのは、これまで20回近く実施してきた「池袋<ガチ中華>街歩きツアー」のルートの一部をたどりながら、取材候補になりそうな特色ある店の概要や料理の内容、オーナーの人物像や出身地について説明していくというものだった。
その後、ライターのどてらい堂さんたちは、それらの店のなかから、自分たちで候補店を吟味し、後日、取材に出かけたそうだ。


