冨山:2年目でその経験ができたのはすごい。「就活の闇」の部分だけど、結局、自分が主体的に、自分の判断でさまざまなことを決めて、それがすべて自分に返ってくるという経験は普通の企業ではできないんですよね。失敗したら怒られるけど、責任を取らされるわけではない。VFJで経験を積んで起業して、今は「わくわくしながら働いている人がいない」原因がクリアに見えているんじゃないかな?そこがわかっていない人が本当に多いんです。
吉永圭吾(以下、吉永):私は新卒でIT企業に就職したのですが、新しい仕組みを自らの手で立ち上げる「ゼロイチ」の経験を積みたくてVFJに応募しました。小松さんに国内最大規模の植物工場を運営する舞台ファームを紹介され、裁量の大きさと経営陣のスピード感に惹かれて入社しました。現在5年目となり、DX責任者として生産から経理まで全領域のデジタル化を進め、年間数千時間規模の工数削減を実現しています。今は、このDXの仕組みそのものを事業化できないかと考えています。農家の生産データを活用して収量や品質を高め、その成果を販路拡大につなげる──。そんな循環型の仕組みづくりを目指しています。こうした“稼ぐ構造”を経営直下で実践的に学べたことが、今の自分の軸になっています。
冨山:それこそがまさに経営なんですよ。20代後半でそれに気づいたのはすごい。普通の大企業だったら、50歳くらいでやっとどこかの事業部長になる。吉永さんと同じレイヤーの仕事をしようと思ったら、20年以上待たないといけない。私はそれは人生の無駄だと思っているんです。
圧倒的な意思決定力
小松:3人が今何を目指しているのかについても聞いてみたいですね。
武田:大企業を経て、現在はコンサルティング会社で仕事をしています。でも目指すべき北極星は変わっていなくて、引き続き起業家を目指しています。起業家のなかには24時間働ける超人みたいな人もいますけど、私は8時間という限られた時間に集中して働くタイプ。挫折も経験して、得意なことと不得意なことがわかった。自分にどういうビジネスができるのか今じっくり考えています。


