経営・戦略

2025.10.24 12:10

「ESGフィット度ランキング」ベスト20、「量より質」への転換が進む

5|日本ガイシ

ESGフィット度 総合スコア:61.67 ESGのうち特に秀でた分野:E(環境)

独自のセラミック技術でカーボンニュートラルとデジタル社会に貢献することを目指し、モビリティ、エネルギー、IoT、産業などのビジネス領域で活動。2025年3月期の連結決算売上高は6,195億円(前年比7.0%増)。営業利益は812億円(同22.4%増)、純利益は549億円(同35.4%増)。

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評価ポイント|「2050年ネット・ゼロ」の目標を掲げ、セラミック技術を基盤に製造と製品の両面から取り組みを推進。24年度は環境貢献製品の売上比率66%を達成し、大気汚染防止関連製品に6.6億円、水資源保全関連に3,000万円を投資。

5|レゾナック・ホールディングス

ESGフィット度 総合スコア:61.67 ESGのうち特に秀でた分野:E(環境)

2023年に昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧・日立化成)が統合し生まれた持ち株会社。世界トップクラスの機能性化学メーカーを目指す。24年12月期の連結決算売上高は1兆3,892億円(前年比7.8%増)。営業利益は787億円、純利益は554億円。

評価ポイント|使用済みプラスティックを分子レベルに分解し、水素と二酸化炭素(CO2)に資源化する「川崎プラスチックリサイクル」(KPR)でケミカルリサイクルを支える。CO2はドライアイスや炭酸飲料、医療用炭酸ガス向けの原料に使うことで資源循環を実現。

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8|日本航空

ESGフィット度 総合スコア:61.00 ESGのうち特に秀でた分野:E(環境)

1951年設立の、日本を代表する航空会社のひとつ。国内線131路線、国際線66路線の計197路線を運航している。2025年3月期の連結決算売上高は1兆8,440億円(前年比11.6%増)。当期利益は1,126億円(同17.4%増)、純利益は1,070億円(同12.0%増)。

評価ポイント|「2050年ネット・ゼロ」に向けて省燃費機材への更新、運航の工夫、SAF(持続可能な航空燃料)活用の3本柱を推進。カーボンクレジットの活用なども検討し、「飛ぶ・運ぶ」に直結する施策を複合的に展開。航空業界の低炭素化をリードしている。

9|三浦工業

ESGフィット度 総合スコア:60.67 ESGのうち特に秀でた分野:S(社会)

ボイラーから水処理、産業機器、滅菌装置、家庭用軟水器まで、幅広い製品ラインナップと蒸気・排熱を利用した省エネ機器を展開。2025年3月期の連結決算売上高は2,513億円(前年比57.4%増)。営業利益は253億円(同9.8%増)、純利益は233億円(同20.4%増)。

評価ポイント|製品・設備の性能維持を支えるメンテナンス保守に注力し、95%超の契約更新率で顧客との長期的な信頼を構築。クレーム費用比率や緊急修理発生率をKPIで管理し、不適合の改善や費用削減を推進。品質向上による顧客満足と信頼確立が高評価。

10|栗田工業

ESGフィット度 総合スコア:59.67 ESGのうち特に秀でた分野:G(ガバナンス)

1949年創立。水処理装置、水処理薬品、およびメンテナンスサービスに関する製品や技術、サービスを駆使したソリューションを提供。2025年3月期の連結決算売上高は4,088億円(前年比6.3%増)。営業利益は312億円(同24.1%減)、純利益は203億円(同30.4%減)。

評価ポイント|2024年に行動指針制定と行動準則改定を実施。贈賄防止や競争法順守の方針を策定し、公正な事業活動の推進をグループ全体で徹底している。各組織の特性に応じた60項目の法令違反リスクマップを整備し、未然防止の体制を強化している。

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解析・評価=サステナブル・ラボ(ジャッキー・ヤン)イラストレーション=ジャック・ハドソン

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