第5位 アーリング・ハーランド
年齢:25歳
所属:マンチェスター・シティ
出身国:ノルウェー
プレー報酬:6000万ドル(約91億円)
ピッチ外収入:2000万ドル(約30億円)
マンチェスター・シティ所属のハーランドは今シーズンも絶好調のスタートを切っている。これまでに通算9試合で12得点を挙げ、9月にはプレミアリーグの月間最優秀選手賞を受賞した。
彼はプレミアリーグ通算104試合で94得点を記録しており、同リーグ史上最速の通算100得点到達も視野に入れている。これは、通算100得点に124試合を要したアラン・シアラーの記録を上回るペースだ。
ピッチ外では、ナイキとの高額なスポンサー契約を結んでいるほか、母国ノルウェーでは青果流通企業のバマ・グルッペンや、魚介類の消費促進を目的としたゴドフィスクなどとも契約を結んでいる。さらに今年は、スカンジナビアのラゲッジブランドであるDbとのパートナーシップを結び、同ブランドに出資も行った。同社は、高級ブランド大手LVMHからの出資も受けている。
第6位 ヴィニシウス・ジュニオール
年齢:25歳
所属:レアル・マドリード
出身国:ブラジル
プレー報酬:4000万ドル(約61億円)
ピッチ外収入:2000万ドル(約30億円)
ジュニオールは、ナイキ、ヒューゴ・ボス、プラダ・アイウェアなどを含む10社近いスポンサー契約を結び、レアル・マドリードのスター選手として確固たる地位を築いてきた。これまでに、通算330試合で110得点79アシストを記録している。
彼は今シーズンすでに5得点4アシストの活躍を見せ、2024年にはバロンドール投票の2位になったものの、直近ではパフォーマンスの低下が指摘され、将来に関する憶測が広がっている。
ジュニオールは2027年までマドリードと契約を結んでいるが、最近の報道によると、レアル・マドリードは来夏にも彼を放出する可能性があるとされ、その移籍先としてサウジ・プロフェッショナルリーグが浮上している。
第7位 モハメド・サラー
年齢:33歳
所属:リバプール
出身国:エジプト
プレー収入:3500万ドル(約53億円)
ピッチ外収入:2000万ドル(約30億円)
2024〜2025年シーズンがリバプールでの最後のシーズンになると噂されていたものの、サラーは4月に契約を延長し、2027年までリバプールに残ることになった。
また彼には、その数週間後にもう1つの祝うべき出来事がおきた。2017年から所属しているリバプールが、2度目のプレミアリーグ優勝を果たしたのだ。
現在、リバプールはリーグ戦で2試合連続の黒星を喫しているものの、首位アーセナルとの差はわずか1ポイントであり、再び優勝を狙える位置につけている。
さらにサラーは先日、ジブチとのワールドカップ予選で2得点を挙げ、エジプト代表をアフリカ予選突破へ導き、本大会への出場を決めた。これはサラーにとって生涯2度目のワールドカップ本大会出場となる。前回の2018年大会では、エジプトは白星を挙げられなかったものの、同国が記録した2得点のすべてがサラーによるものである。
第8位 サディオ・マネ
年齢:33歳
所属:アル・ナスル
出身国:セネガル
プレー報酬:5000万ドル(約76億円)
ピッチ外収入:400万ドル(約6億円)
マネのアル・ナスルとの契約は今シーズン末で満了を迎える予定だが、彼がチームへの残留を望んでいるかどうかについては、ほとんど疑いの余地がない。8月に将来について問われた際、マネはアラビア語で「神の思し召しのままに」と答えた。
アル・ナスルは2024〜2025年シーズンをリーグ3位で終えた後、今シーズンは同リーグのタイトルを争う態勢を整えている。クリスティアーノ・ロナウドとマルセロ・ブロゾビッチという主力を残留させ、さらにポルトガルの新星ジョアン・フェリックスを加えたアル・ナスルは、今シーズンのリーグ開幕戦4試合を全勝している。
ピッチ外では、マネはニューバランスとの長年のパートナーシップを維持している。
第9位 ジュード・ベリンガム
年齢:22歳
所属:レアル・マドリード
出身国:英国
プレー報酬:2900万ドル(約44億円)
ピッチ外収入:1500万ドル(約23億円)
移籍情報サイトのトランスファーマークトによると、ベリンガムは2年前、サッカー史上7番目に高額な移籍金と引き換えにレアル・マドリードに加入した。同クラブはベリンガムに対しておよそ1億4000万ドル(約213億円)を支払ったという。
この移籍はすぐに成果をもたらした。レアル・マドリードは2023〜2024年シーズンにUEFAチャンピオンズリーグとラ・リーガの両タイトルを制覇したのだ。ベリンガムはイングランド代表でも中心的な活躍を見せており、2024〜2025年シーズンにおけるイングランド年間最優秀選手に選ばれた。ただし、肩の手術から復帰したばかりで今シーズンの出場機会は減っており、ワールドカップ予選の代表メンバーには選出されなかった。
ピッチ外では、ベリンガムはアディダスや英国の飲料ブランドであるルコゼードと契約を結び、メンタルヘルスの啓発活動にも取り組んでいる。先日、世界メンタルヘルスデーに合わせたインタビューで彼は次のように語った。「僕のような立場にいる人たちは、模範となる存在であることが義務だと思っています」。
第10位 ラミン・ヤマル
年齢:18歳
所属:バルセロナ
出身国:スペイン
プレー報酬:3300万ドル(約50億円)
ピッチ外収入:1000万ドル(約15億円)
2023年に15歳でバルセロナから突如として頭角を現して以来、ヤマルはスペイン代表としてUEFA EURO 2024の優勝に貢献し、昨シーズンにはバルセロナをラ・リーガの首位へと押し上げた。クラブはその功績をすぐに評価し、5月にヤマルと2031年までの契約を締結した。
その2カ月後、バルセロナはロナウジーニョやリオネル・メッシといった偉大な選手たちが着用してきた伝説の背番号「10番」をヤマルに託した。
ピッチ外でもヤマルは勢いを見せており、アディダス、コナミ、パワーエイドなどとのスポンサー契約に加え、最近ではビーツ・エレクトロニクスとも契約を結んだ。また、彼は「304」と呼ばれる自身のゴールパフォーマンスを商標登録し、欧州連合知的財産庁に届け出ており、将来的なブランド商品の展開も見据えている。
この1年で、ヤマルのSNSフォロワー数はおよそ7700万人に達し、前年から2倍以上に増加した。そのエンゲージメント率は他のサッカースターを圧倒している。データ分析会社ツー・サークルズの分析によると、全97件の投稿で平均3300万件を超える閲覧およびリアクションを得ており、これは「サッカー界のSNS王」ともいえるクリスティアーノ・ロナウドの約5.5倍の数字にあたる。


