2. ベルガマスコ・シェパード

ベルガマスコ・シェパードは、インパクトのある外見をした古代品種の牧羊犬だ。密生したフェルト状の毛をもち、これが自然に絡み合ってドレッド状になることで、寒さや外敵から身を守るのに役立っている。
この品種は、イタリアのアルプス山脈の麓にある街、ベルガモの周辺に起源をもち、家畜を守れるように長期間にわたって交配されてきたと、学術誌『Animal』に掲載された論文は述べている。
ベルガマスコ・シェパードは、賢く忠実な犬種でありながら、AKCの登録数では最下位に近く、ほとんどの個体はドッグショー用だ。おそらく、手入れに手間がかかる特殊な毛並みや、警戒心の強い気質、牧羊本能、そして何より、目を疑うほど奇抜な容姿のせいだろう。総合的に考えて、ベルガマスコ・シェパードは、どんな家庭にもぴったりといえる犬種ではない。
ほかの多くの犬種と比べると、ベルガマスコ・シェパードは、美的観点からの顕著な改変をあまり経験していない。ペットへの偏愛が目立つ現代社会において人気がないのは、結局のところ、このせいかもしれない。残念ながら昨今では、高い職業倫理をもつ犬は、フォトジェニックな犬にかなわないのだ。
3. グランドバセット・グリフォンバンデーン

ランキングの最下層にいるもう一つの品種は、グランドバセット・グリフォンバンデーンだ。フランス原産のセントハウンド(嗅覚を頼りに狩りをする猟犬)で、小型動物の狩猟に特化している。
長い胴、ごわごわした毛、しわがれた吠え声で知られ、獲物の追跡にも、伴侶にも高い適性を示す。だが、短所を補って余りある長所を備えているにもかかわらず、この犬種をフランス以外で見ることはほとんどない。
グランドバセット・グリフォンバンデーンの知名度が低いのは、おそらく現代のライフスタイルに合わないせいだろう。群れで暮らしてきた犬種であり、要求運動量が多く、知的刺激も必要とする。もう1匹の犬――あるいはせめて猫――がいないかぎり、また、充分に構ってやり、長距離の散歩やランニングをさせないかぎり、この犬種はあまり幸せには過ごせないのだ。
こうした要因に加え、外見にソーシャルメディアでバズるような典型的「かわいい要素」が欠けていることもあって、グランドバセット・グリフォンバンデーンは、ほとんどの米国の郊外家庭には向いていない。それでも、彼らはフレンドリーで遊び好きな気質をもっており、相性のいい飼い主にとっては隠れた宝石のような存在だ。


