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2025.10.22 14:00

長続きする愛を築くコツは「2つのステップ」──心理学者がその裏付けを解説

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心理学を専門とするジョン・ゴットマン博士とジュリー・ゴットマン博士の夫妻は、恋愛関係の秘訣について語るとき、高尚な比喩やありきたりな恋愛表現を過度に用いることはない。夫妻は家になぞらえる。

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書籍『Evidence-based Approaches to Relationship and Marriage Education』中のゴットマン夫妻が執筆した章で説明されているように、夫妻の「健全な関係性のある家庭」理論はゴットマン研究所での40年以上にわたる研究に基づいている。

この理論では、安定かつ充実した関係と、緊張で崩れる関係を区別する感情・行動の柱、つまり「見取図」を提示している。それぞれの階は、次の階を支える心理的プロセスを表している。

ゴットマン夫妻はこの見取図で恋愛関係をゼロから構築する方法を段階的に説明している。これは比喩的な枠組みかもしれないが、カップルが困難を乗り越えるのを助けるという点では、この理論が構造的に完全であることが最近の研究で示唆されている。

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ゴットマン夫妻の研究に基づいて、長続きする愛を育むための最も重要なステップを2つ紹介しよう。

1.「愛の地図」を作る

健全な家庭は例外なくよく練られた設計図から始めなければならない。恋愛関係に関していえば、その青写真はゴットマン夫妻が「愛の地図」と呼ぶもので、相手の内なる世界を理解することだ。

コーヒーの注文やベッドで左右どちらの側を好むか、好きな色など、頭に入っているパートナーについての「楽しい事実」をもとに愛の地図を整理し、それで終わりと思い込んでいるカップルもいるかもしれない。

一方、献身的なカップルは愛の地図は必要なものであり、複雑で進化し続けるものだと考える。希望や恐れ、ストレス、夢などパートナーの心を余すところなく示すものだ。

専門誌『Journal of Family Theory & Review(ジャーナル・オブ・ファミリー・セオリー・アンド・レビュー)』に掲載された研究でゴットマン夫妻が説明しているように、愛の地図はパートナーが世間に見せている表面的な姿ではなく、内面的な姿をどれだけ知っているかを表すものだ。内面を知っているからこそ、カップルは優しさと忍耐をもって、人生において避けることのできないストレス要因を乗り越えていくことができる。内面を知らなければパートナーのニーズを予測することはできず、ただニーズに反応するだけになってしまう。

例えば、家族の集まりがパートナーにとっていつも不安を引き起こす大きな原因であること、そしてなぜそのようになったのかを知っていれば、ストレスが表面化する前に、パートナーが必要とする方法で慰めと安心感を与えることができる。知らなければ、あなたはイライラするだけだ。なぜパートナーが休みの日になると「機能しなくなる」のか、あるいは「混乱し始める」のかと、いつもイライラしている自分に気づくだろう。

日々、相手に質問し、好奇心を持ち、つながる

覚えておくべき最も重要なポイントは、愛の地図の整理は1回で「終わらせる」ものではないということだ。あなたのパートナーは時間とともに変化するはずだ。日々、相手に質問し、好奇心を持ち、つながっていなければならない。

これが、人生を共にする、進化し続けるパートナーと常に最新の状態を保つ唯一の方法であり、また自分の基盤が揺らぐような事態が起こったときに2人の関係を安定させる唯一の方法でもある。

辛い日にパートナーが精神的に何を求めているか、そしてうまくいっている日の通常のニーズや欲求を知ることは強い感情認識の産物だ。そして、愛と尊敬を基本としている健全なカップルにとって、この感情認識は健全な関係性のある家庭の基礎となる。

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翻訳=溝口慈子

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