北米

2025.10.20 08:00

「王はいらない」反トランプ抗議デモ、米国の数千都市で始まる

Mark Kerrison/In Pictures via Getty Images

Mark Kerrison/In Pictures via Getty Images

『ノー・キングス(王はいらない)』と名付けられた反トランプ抗議デモが米国時間10月18日午後に始まった。全米で数千件の集会が予定されている。主催者たちはこれを、ドナルド・トランプ大統領による「権威主義的な権力掌握」に対抗するものだと表現している。

デモ参加者らによると、18日には全50州で2500件を超える集会が計画されており、さらにマドリード、ベルリン、スウェーデンのマルメなど、世界各地の都市でも同様の抗議が行われる予定だという。

また、複数の民主党議員がみずからの地元州で集会に参加する見込みであり、その中にはカリフォルニア州選出のピート・アギラール下院議員、バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員などが含まれている。

今回の抗議活動は、6月14日に行われたデモに続くものである。この日はトランプの79歳の誕生日であり、同時に米陸軍創設250周年を記念する軍事パレードがワシントンD.C.で開催された日でもあった。

一方、一部の共和党議員はこれらの抗議デモを「反米集会」と呼んで批判している。ルイジアナ州選出のマイク・ジョンソン下院議長は、民主党が政府閉鎖の長期化を図っているのは集会前に自党の支持者を怒らせないためだと述べ、「アンティファ(反ファシストの略称)」や民主党内の「親ハマス派」がこの運動の背後にいると主張している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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