しかしAI政策研究者のトルガ・ビルゲは、数か月前のアルトマンの姿勢からの方針転換ではないかと指摘した。当時アルトマンは、エンゲージメントを高め成長を促すための短期的な戦術――たとえば「セックスボット・アバター」をつくること――のようなことをOpenAIがしていないのを誇りに思うと、インタビューで語っていたからだ。
Wasn't it like 10 weeks ago that you said you were proud you hadn't put a sexbot in chatgpt? pic.twitter.com/i6UUMA15qu
— Tolga Bilge (@TolgaBilge_) October 14, 2025
OpenAIの競合であるイーロン・マスクのAIスタートアップxAIは、最近セクシーなAIコンパニオンを立ち上げた。VHSからケーブルテレビ、インターネットに至るまで、アダルトは新技術の成長の牽引役とも噂されてきた。「あらゆる機能をまたいで、あらゆるプラットフォームの共通分母がポルノであることは驚きです」と、行動経済学者のマーク・ヴァロリアンを名乗るアカウントは述べた。
今回の動きへの賛否
今回の動きに対する反応は割れている。
「なぜ年齢制限を導入すると、いつもエロティカにつながるのですか?」と、AIクリエイターで写真家のケイト・ブライは問いかけた。「私は単に大人として扱われたいだけで、幼児扱いはやめてほしいです。でもそれは『エロモード』を有効化してほしいという意味ではありません」。
歓迎する声もあった。
「ようやくです」とソフトウェアエンジニアのルーバル・セーガルは言う。「かつてのChatGPTは、本当に話ができる相手のように感じられましたが、その後はコンプライアンス・ボットになってしまいました。ガードレールを失うことなくもう1度楽しくできるなら、それは大きな前進です」。
とはいえ、AIポルノの奔流を解き放つことは、学生やオフィスで働く専門職を含む数億人が利用するプラットフォームにとって大きな1歩である。ChatGPTはこれまで、仕事や家庭で安心して使える、答えを得て問題を解決するためのプラットフォームだった。
現在、マーケットプレイス化に加え、ChatGPTは娯楽の場、そして新種のポルノ・ハブになりつつある。
「つまり、女性をさらに非人間化するためのポルノを増やすということなのですか?」とルナ・ビーンは問う。「なんて素晴らしい『改善』なのでしょう」。
So more porn to dehumanize women further? What a wonderful improvement.
— Luna Bean (@LunaBean111) October 15, 2025


