2025.10.19 10:00

2024年、外国人旅行客が最も多く訪れた国と地域ベスト10 日本もランクイン

日本、富士山と河口湖(Shutterstock.com)

8位 英国

2024年の外国人旅行者数:4120万人

ロンドン中心部(Shutterstock.com)
ロンドン中心部(Shutterstock.com)

ロンドンの華やかな王宮から、スコットランドに息づくケルトの伝統、詩情あふれるウェールズの渓谷に至るまで、英国は何世紀もの歴史を持つ文化遺産や、緩やかな丘陵が続く田園地帯、にぎやかな巨大都市と、さまざまな要素で満ちている。

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旅の起点は、イングランドの中心都市である、活気あふれる首都ロンドンだ。バッキンガム宮殿やタワー・ブリッジ(テムズ川に架かる跳開橋)、大英博物館をはじめ、この街を象徴する名所が待っている。街を見下ろす高層ビルのバーでカクテルを楽しんだり、英国最大規模の食料品市場「バラ・マーケット」をひやかしたりしてみよう。

ロンドンを出れば、コッツウォルズ丘陵のおとぎ話のような村々で散歩したり、スコットランド、ハイランド地方の荒涼とした山地でハイキングをすることもできる。ヨークやエジンバラなどの古都を探訪すれば、石畳の小道が、歴史ある城や、居心地の良い暖炉があるパブへと導いてくれる。

文学好きなら、シェイクスピアの生地であるストラトフォード・アポン・エイヴォンでその足跡をたどったり、『指輪物語』の著者トールキンからホーキング博士まで多くの偉人がキャンパスを歩いたオックスフォード大学を訪ねたりできる。

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岩だらけの海岸線や、風吹きすさぶ地に建つ城などを擁するウェールズ地方も魅力は尽きない。北アイルランドのジャイアンツコーズウェイは、六角形の玄武岩の石柱が立ち並ぶ、現実離れした奇観で驚かせてくれる。

そして、英国グルメも忘れてはいけない。田舎のティールームでバターたっぷりのスコーン。あるいは、コーンウォール半島のそよ風が吹く海辺で楽しむフィッシュ・アンド・チップスなど、この国ならではの名物料理を思い浮かべてほしい。

9位 ギリシャ

2024年の外国人旅行者数:4070万人

サントリーニ島からエーゲ海を望む(Shutterstock.com)
サントリーニ島からエーゲ海を望む(Shutterstock.com)

しっくい壁の家が立ち並ぶサントリーニ島の村から、首都アテネにある古代ギリシャの遺跡まで、豊かな地中海文化と、名高いその歴史に引かれる旅人にとって、ギリシャは貴重な宝物のような国だ。

この国を旅するなら、まずは、街を見渡す丘の上にアクロポリスがそびえるアテネを訪ねよう。そして、スパイシーなハーブや、手織りのテキスタイル、美しい陶器が所狭しと並べられたストリートマーケットに飛び込んでみるのがおすすめだ。その後は、路地裏のカジュアルな食堂「タベルナ」で、スブラキ(ギリシャ風串焼き)を味わってみよう。

ギリシャを訪れたなら、島めぐりは欠かせない。キクラデス諸島は、絵葉書のような夕焼けの光景で名高く、クレタ島には、険しい峡谷や、多くの神話の舞台となった宮殿がある。

より静かな場所でゆっくりしたいなら、おすすめはイオニア諸島だ。エメラルドグリーンの海や、かつてこの地を統治していたベネチア風の街並みが楽しめる。

歴史ファンなら、「デルフォイの神託」で知られるデルフォイのアポロン神殿や、奇石群の頂上に立つメテオラ修道院の、この世のものとも思えない光景に心を奪われるだろう。

ギリシャは、そのゆったりした生活のリズムも魅力的だ。ツタが覆うパーゴラの下で、時間をかけて楽しむ昼食。日の光が照りつける村の広場には、伝統の音楽が流れている。ギリシャ神話で神々の住処とされたオリンポス山でハイキングをするにしても、エーゲ海を見ながらアイスコーヒーをすするにしても、ギリシャはあらゆる旅行者たちを魅了する。温かさと驚異、そして時を超えた美しさで。

10位 日本

2024年の外国人旅行者数:3690万人

京都、八坂の塔(Shutterstock.com)
京都、八坂の塔(Shutterstock.com)

ライティングに照らされた東京のタワーから、雪をいただく山のふもとにある温泉まで、日本は、何世紀もの時を経た伝統が、目を見張る最先端のイノベーションとシームレスに重なり合う国だ。

まずは首都、東京から見ていこう。寿司のカウンターが輝く摩天楼と共存し、春には、咲き誇る桜の花のあいだを新幹線が走り抜ける。一方、京都がひっそりと伝えるのは、より落ち着いた日本の姿だ。嵐山で竹林をそぞろ歩き、静謐な茶室で抹茶をすすり、提灯に照らされた路地を静かに歩く芸妓たちを垣間見るのもいいだろう

自然を愛する旅人なら、丘陵地帯に広がるラベンダー畑や、パウダースノーが売りのゲレンデを擁する北海道が魅力的だ。また、奈良を訪ねれば、古くからの歴史を誇る神社のすぐ近くで歩き回る鹿たちを見る絶好の機会が得られる。

侍の伝説、アニメ文化、あちこちにある禅庭など、観光客にとっての魅力は尽きない。日本は、まるでたくさんの具が入った味噌汁のように、新たな発見に満ちた国だ。

11位以下にランキングされた国々は以下の通り。

11位 タイ(3550万人)
12位 中国(3200万人)
13位 オーストリア(3100万人)
14位 サウジアラビア(3000万人)
15位 アラブ首長国連邦(UAE、2820万人)

forbes.com 原文

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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