2025.10.19 10:00

2024年、外国人旅行客が最も多く訪れた国と地域ベスト10 日本もランクイン

日本、富士山と河口湖(Shutterstock.com)

2位 スペイン

2024年の外国人旅行者数:9400万人

バルセロナ、グエル公園(Shutterstock.com)
バルセロナ、グエル公園(Shutterstock.com)

アンダルシア地方に残るムーア人の王の宮殿から、バルセロナに建つモダニスト建築の傑作まで、スペインはどこをとっても野外ミュージアムのようだ。

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見渡す限りのオリーブ畑、ごつごつとした岩肌を見せる山並み、黄金色に輝き、果てしなく続く海岸線などを思い浮かべほしい。抜群の透明度を誇るバレアレス諸島の入江から、ガリシア地方の息を呑む断崖絶壁まで、魅力的な場所にはこと欠かない。

首都マドリードを訪れて大通りをそぞろ歩き、ワールドクラスのギャラリーをめぐったら、居心地の良いタベルナ(居酒屋)に入り、タパスやベルモット(フレーバードワイン)を楽しむのもいいだろう。一方、イベリア半島北東岸にあるバルセロナも、ガウディの独創的な建築や、ビーチサイドで繰り広げられるナイトライフの喧騒など、独特の輝きを帯びている。

さらに南を目指し、グラナダやセビリアに向かえば、ランタンで照らされた中庭にフラメンコが響き、オレンジの花の香りが漂って旅行者を誘う。

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さらにこの国では、美食はもはや宗教の域に達していると言っていいだろう。旨みたっぷりなスペイン特産の生ハム「ハモン・イベリコ」や、バルセロナ名物のジャガイモ料理「パタタス・ブラバス」、新鮮な海産物で作る炊き込みご飯「パエリア」などが有名だ。こうした料理を、リオハ産の高級ワインや、すっきりしたアルバリーニョ種の白ワインと楽しもう。

また、にぎやかな祝祭に関して言えば、スペインにかなう場所はまずないだろう。バレンシアのトマト祭りや火祭りなどの祭典は、燃え盛るエネルギーとカオスに満ちていて、人生を心から楽しむスペインの気質を改めて教えてくれる。

3位 米国

2024年の外国人旅行者数:7240万人

ニューヨーク、自由の女神像(Shutterstock.com)
ニューヨーク、自由の女神像(Shutterstock.com)

大西洋岸から太平洋岸まで東西に広がる米国は、目もくらむほどのコントラストが特徴だ。ドライブスルーのダイナーと、ミシュランで星を獲得する高級レストラン。ロデオと、ブロードウェイのミュージカル。そのすべてが、50州が織りなすこのタペストリーに共存している。

ニューヨークでは、そびえ立つ摩天楼やワールドクラスの美術館、流行の先端をいくブルックリンや歴史が息づくハーレムといった、個性豊かなネイバーフッド(5つの行政区内の特徴ある近隣住区)と隣り合っている。

西海岸も、カリフォルニア州の陽光がまぶしいビーチや、テック業界の活気に満ちたシリコンバレー、古き良き映画の魅力を今に伝えるロサンゼルスと、魅力が満載だ。

自然を愛する旅人にとっても、米国は格好の行楽地だ。太平洋岸北西部の霧が立ち込める森でハイキングを楽しんだり、先史時代に起源を持つ雄大なグランド・キャニオンの眺めに驚嘆したり、イエローストーンで間欠泉めぐりをするのもいいだろう。また南部に向かえば、ナッシュビルのホンキートンク・ミュージックから、いつもジャズが流れているニューオリンズの街角まで、人の魂を揺さぶるような音楽の鼓動を感じられるだろう。

4位 イタリア

2024年の外国人旅行者数:6850万人

ローマ、コロッセオ(Shutterstock.com)
ローマ、コロッセオ(Shutterstock.com)

陽光まぶしいアマルフィ海岸の崖。トスカーナ地方の丘陵地帯に広がるブドウ畑。雪に覆われたドロミテの山地など、イタリアは常に人を引きつけてやまない。この国では、芸術と歴史、美食とロマンスが渾然一体となっている。

ローマを訪ね、コロッセオからバチカンへとそぞろ歩けば、古代遺跡の隣にバロック様式の噴水がある光景が目に入る。一方、ベネチアでは、霧にけむる運河や、彼方にぼんやりと見えるパラッツオ(邸宅)が作り出す街が、夢のようなかげろうの中に浮かび、郷愁と優雅なムードを醸し出す。

北に進路を取ってミラノに向かえば、この街のモダンさと高級ファッションに夢中になるはずだ。フィレンツェを訪れれば、ルネサンス期から続く壮麗な雰囲気や、ワールドクラスのギャラリーに驚かされるだろう。

美味しい食事に目がないグルメなら、ピエモンテの丘陵地帯名産の口当たりが滑らかなワイン「バローロ」を楽しむのもいいし、ボローニャで、手打ちパスタをフォークでくるくると巻いて味わうのもいいだろう。また、シチリア島の丸石を敷き詰めたピアッツア(広場)で、職人の技が光るクリーミーなジェラートを味わうのもおすすめだ。

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翻訳=長谷睦/ガリレオ

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