キャリア

2025.10.19 08:00

子育てや介護にも向いた「マイクロシフト」、柔軟なスケジュールで働くための6つのヒント

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働き方はここ数年で大きく変化し、午前9時から午後5時までというスケジュールで働く人はだいぶ減った。Z世代は職場のルールを書き替え、仕事で成果を上げるために自分を追い込む必要はなく、バーンアウト(燃え尽き症候群)はハードワークの勲章ではないという信念を定着させたと少なくとも部分的には評価されている。Z世代は柔軟性とワークライフバランスのためにシフト勤務をカスタマイズしている。メンタルヘルスのために必要なことだ。そしてZ世代はマイクロシフト労働の提唱者であり、それを実践している「マイクロシフター」の雇用を提案してもいる。マイクロシフトは加速しつつある職場のトレンドだ。

マイクロシフターとは

Z世代は再び「マイクロ」を採用している。フレックスタイム制、週4日勤務、マイクロブレイク(小休憩)など、オフィスでの働き方は一変した。それは悪いことではない。科学的な裏付けのある研究では、マイクロブレイクやマイクロシフトを1日の中に散りばめることで、従業員のウェルビーイングやエンゲージメント、生産性が高まることが示されている。

また、Z世代は定年退職を待って世界を旅するのではなく、仕事のストレスから解放されるために離職中に「マイクロリタイア」することを好み、将来の労働者が健康的なワークライフバランスを優先する道を開いている。加えてZ世代は上級管理職を指導する「逆メンタリング」と呼ばれる別のトレンドを通じて職場の常識を覆してもいる。

マイクロシフト労働がシフト勤務を刷新

労働力管理プラットフォームDeputy(デピュティ)のレポート「ビッグシフト(米国2025年版)」では、Z世代のマイクロシフターに人気を博しているマイクロシフト労働が、シフト勤務を刷新している実態が明らかにされている。マイクロシフトは一般的な8時間制ではなく、フレキシブルに短時間(6時間以下)働くことで、より柔軟な勤務形態を実現している。これにより労働者は家族の面倒や教育、仕事の掛け持ちなど、その他のすべきことのバランスを取ることができる。このトレンドは、従来の労使関係に異議を唱えることで、十分に活用されていない人材を掘り起こしている。

子育てや介護の責任を負う若年労働者の需要

デピュティのレポートによると、この種の柔軟性に対する需要は子育てや介護の責任を負う若年労働者の間で最も強い。Z世代がマイクロシフターの51.5%を占め、マイクロシフト労働者の大多数(63%)は人工知能(AI)について、自分の職を奪うものではなく、業務を改善するツールとして前向きにとらえている。

マイクロシフターは生産性に合わせて働く

マイクロシフターは、生産性に合わせて細切れに働く。この傾向は特に小売業や接客業、オフィスワークでよく見られる。例えば、マイクロシフターは午前中に数時間働き、他にすべきことのために休憩を取り、あとでまた職場に戻ってくる。マイクロシフトは複数の仕事を掛け持ちする場合によく見られるが、フルタイムの職務でもこのレベルの柔軟性を求める声が高まっている。

AIを活用したキャリアツールKickresume(キックレジュメ)の創業者で最高経営責任者(CEO)のピーター・デュリスは「職場はかつてほど変更がきかないものではなくなっている」と話す。「柔軟性は、在宅勤務やフレックスタイム制など仕事において最も一般的で求められる特典の1つだ」とも指摘する。

仕事とプライベートの両立に最適

デュリスは、マイクロシフト労働はマイクロシフターにとって仕事とプライベートを両立させるのに最適な方法だと考えている。また、マイクロシフトで働く選択肢があるのであれば、上司に相談する価値があるという。特に、あなたが育児中あるいは介護中であれば、これは状況を一変させるものかもしれない。デュリスは、マイクロシフトに関する専門的な洞察を提供すると共に、このような働き方にどう対応すべきか、従業員と管理職の双方にアドバイスしている。

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翻訳=溝口慈子

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