北米

2025.10.17 09:00

「10月FOMCで利下げ」の確率は97%、CME FedWatchツール予測

Chip Somodevilla/Getty Images

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10月に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)において、米国の政策金利が4%未満へ引き下げられるとの見方が広がっている。CMEのFedWatchツールは利下げの確率を97%と見積もっており、市場関係者の予想もこれに近い見方を示している。

FOMCが9月に公表した経済見通し(SEP)によれば、2025年末までに金利がさらに引き下げられる可能性が高く、年内にあと2回の利下げが最も有力なシナリオとされている。ただし、少数派ながら現行水準を維持することに安心感を持つ政策担当者も存在する。

政府閉鎖と経済データの影響

米政府の閉鎖により、FOMCの政策判断に使用される一部の経済データの公表が遅れている。そのため、次回の会合時には政府統計による最新の経済状況を入手できない可能性がある。

とはいえ、代替データの情報源は多数存在しており、そこから分かる全体像としては、雇用市場の軟化が進む一方、関税によるインフレ圧力は限定的だ。さらに、政府閉鎖そのものが成長の重石になるとの見方もある。その中で、インフレ率が目標をやや上回っているとしても、雇用市場へのリスクを抑えるために利下げが実施されるだろうとの見方が強い。

金利の見通し

現在、米国の政策金利であるフェデラルファンド金利(FF金利)は、4%から4.25%の範囲にある。10月のFOMCで利下げが実施されれば、FF金利は3.75%から4%の範囲まで引き下げられる見込みだ。また、2026年にはFF金利が3%近くまで引き下げられる可能性があるとの予測もある。

2025年に予定されているFOMCは残り2回で、10月28日から29日にかけて開かれる10月会合と、12月9日から10日にかけて行われる12月会合がある。この12月の会合でも、追加の利下げが行われるとの見方が強い。

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翻訳=江津拓哉

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