サイエンス

2025.10.18 18:00

「人気のある猫の名前」ランキングと、その社会・文化的背景

Shutterstock.com

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ペットに名前をつけるときは、創造力と直感を働かせるものだ。そうしてつけられた名前には、その時々の文化的な傾向が、以前にも増して反映されるようになっている。ハウスシッティングの国際プラットフォーム「Trusted Housesitters(トラステッド・ハウスシッターズ)」は2025年8月、同社に登録されている犬と猫10万匹のデータをもとに、2025年版「最も人気のあるペット名ランキング」を発表した。

2025年版最も人気のある猫の名前トップ10

トラステッド・ハウスシッターズのデータによると、2025年に米国で飼われているの名前として最も多かったトップ10は以下のとおりだ。

1.ルナ(Luna)
2. チャーリー(Charlie)
3. ルーシー(Lucy)
4. ベラ(Bella)
5. レオ(Leo)
6. オリバー(Oliver)
7. マックス(Max)
8. リリー(Lily)
9. マイロ(Milo)
10. ロキ(Loki)

これらの名前が人気のわけは?

一見すると、かわいらしくてなじみのある名前が並んでいるだけだと思うかもしれない。しかし、選ばれている理由はそれだけではない。ここにある名前の多くには、人間と動物の関係の根底に流れる、より深い生物学的・心理学的な要素が映し出されている。

例えば、「ルナ」はここ2年、猫でも犬でも1位となっている。言語学的に見ると、発音がしやすく、心に響く名前だ。そして、この名前から想起される柔らかさや神秘さ、女性らしさといったイメージはどれも、猫の行動に対する一般的なイメージと一致している。

「レオ」「オリバー」「マイロ」は、人間のそばで暮らす動物に肝心なフレンドリーさや親しみやすさを感じさせる名前だ。また、レオという名前は「ライオン」に由来しており、猫の生物学的なアイデンティティとのつながりがはっきりと見て取れる。

面白いことに、ライオンの名前として有名な「シンバ」「ナラ」も、ペットの名前としてとても好まれている。それは言うまでもなく、ディズニーアニメ『ライオン・キング』が根強い人気を誇っているからだ。この作品が、世代を超えて驚くほど愛されている証しである。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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