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2025.10.18 10:00

AIをもっと深く学べる、米国の名門大学が提供する「AI認定資格3選」

Shutterstock.com

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これまでにAI講座や無料の認定コースを受講して、「内容は良いが、もっと深く学びたい」と感じたことはないだろうか。

すでに生成AIの基礎を理解しているものの、次のレベルへと学習を進め、組織内での専門家として本格的なデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進したいと考えている人も多いはずだ。

特にリーダー職にある人にとっては、これは最優先事項である。「生成AI入門」のような一般的なコースでは物足りないことだろう。幸いにも、コンピューターサイエンスやAIの学位を取得せずとも受講でき、ビジネスへの応用に焦点を当てた実践的なプログラムが存在する。こうした講座を通じてAIをみずからの部門や組織全体で活用できるようになれば、効果性と生産性の向上が見込める。

高収入を得られる3つのAI認定プログラム

本稿では、今すぐ受講を開始できる3つのAIスキルアップ認定プログラムを紹介する。主な対象は経営幹部、Cスイート層(CEOやCIOなど)、コンサルタント、法務専門家、そして将来的にそうした役職を目指すビジネスパーソンである。これらのポジションでは、通常30万ドル(約4500万円)以上の年収に加え、株式報酬が提供されることも多い。

なお、最初の2つのプログラムは、公式サイト上で応募締切が10月9日と明記されているため、次の受講期まで待つ必要がある。

それでは、順に見ていこう。

1.『Generative AI For Business Applications』(ビジネス応用のための生成AI)

・提供機関:テキサス大学オースティン校 マコームズ・スクール・オブ・ビジネス

・概要:ビジネス分野への応用に特化した生成AIの大学院レベルプログラム

・期間:14週間

・修了証の発行:あり

・その他の特徴:ライブ・メンタリングあり。修了後に4単位のCEU(継続教育の単位)を取得可能

公式サイトによると、本講座では以下の分野で専門知識を身に付けられる。

1. 効率的かつスケーラブルな生成AIソリューションの設計・構築

2. データ分析と業務効率化のために検索拡張生成(RAG)やエージェント型AIを用いたAIワークフローの設計

3. トランスフォーマー構造やLLMをビジネス用途として分析

4. 生成AIにおけるリスク評価とリスク軽減策の実践

5. タスク自動化とビジネスへの影響を目的としたAIエージェントの構築と導入

特に、5番目のテーマが重要である理由は明確だ。

今年初めにIBMの幹部であるジャスティナ・ニクソン・サンティルにインタビューした際、彼女は「AIエージェントは2025年以降の新たなAIトレンドになる」と予測していた。そして現在、まさにその兆しが見え始めている。

数週間前に発表されたアサナの『Global State of AI at Work』レポートによると、AIエージェント技術の進歩にもかかわらず、多くの専門職が「知識の断絶」に直面しているという。多くの人がAIエージェントを使ってはいるものの、それが何であるかを十分に理解していないのだ。

そのため、AIエージェントを生産的に活用し、投資対効果を高めるには大規模な教育が必要だ。この講座を修了すれば、組織内で生成AIの専門家として、またリーダーやマネージャーとして、実践的プロジェクトやケーススタディ、専門家の指導を通じてAIのビジネス活用を深く理解できるようになる。

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翻訳=江津拓哉

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