1. 「ピンとくる」を期待しない
子どもの頃、私たちはふとした時に人に対してピンときていた。その人が自分の性格や価値観に合うかどうかを分析することもなく、ただ同じ遊び場に顔を出し続けた。そのような初期の絆は即座の相性ではなく、主に日常の行動を通じて築かれた。
友情には努力が必要
しかし大人になると、私たちの多くはその「ピンとくる」一瞬を追い求め、たった1回のコーヒーや夕食で親近感を抱くことを期待する。そうならないとき、私たちはひっそりと「相手は私に合うタイプではないのかもしれない」と結論づける。
そのような考え方は一般的ではあるが、大人のつながりを妨げる可能性がある。また、友情は運や運命ではなく努力次第だと考えている人の方が社交的で孤独感は少ないという研究結果もある。友情は「偶然生まれる」ものだと考えている人は孤独になりがちだ。
つまり、友情には努力が必要だと考えることは心理的に有利なのだ。そう考えることでつながりが築かれるまで心を開いていられるのだ。
小さな瞬間の積み重ねによってゆっくりと育まれていく
ほとんどの大人の友情は映画のような瞬間的な絆ではなく、小さな瞬間の積み重ねによってゆっくりと育まれていく、というのが現実だ。何気なく挨拶を交わした近所の人が2年後には最も親しい友人になるかもしれない。だがそれは、友情が築かれるのには時間がかかることをあなたが受け入れた場合に限る。
まだ表面的な関係だと感じているときでも、一貫性を保つことで出会いを次のステージに持っていくことができる。会った後にテキストを送ったり、次の集まりを提案したり、相手の生活に関する些細なことを覚えておくなど。最も有意義な大人の友情の多くはこのような静かな粘り強さから始まる。
こうしたことから、今度誰かに対して「ピンとこない」と感じたら、「決めつけるにはまだ早いかもしれない」と考え直してほしい。友情にはその可能性を明らかにする時間が必要だ。


