健康

2025.10.17 09:15

ガムを噛むと肌が若返る? 継続的なガム咀嚼トレーニングの効果とは

Getty Images

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毎食前に10分間ほどガムを噛む「咀嚼トレーニング」を12週間続けると、肌(頬)の弾力が改善し、皮膚の老化が食い止められるという。

咀嚼がもたらす心身の健康改善効果の研究を続けているロッテは、30〜50代の健常な男女65人に参加してもらい、12週間にわたるガムの咀嚼トレーニングに関する実験を行った。過去に、ガムを噛むことでフェイスラインが引き締められることを実証したが、今回の研究の目的は肌への影響だ。

参加者をガムを噛む群と何もしない群とに分けて実験を行い、その前後で皮膚の弾力性を計測した。ガムを噛む群は、毎食前に2粒を10分間程度噛む。これを12週間続け、右頬の弾力性を測定した。すると、皮膚の弾力指標として使われているR2(全弾力:変形した皮膚の回復の度合い)が噛まない群と比較して有意に向上し、皮膚の老化の尺度となるR1(残留変形:変形した皮膚が戻らない度合い)が有意に低下した(R1とR2は皮膚の弾力測定器Cutometer Dual MPA580のパラメーター)。

12週間はちょっと長い気がするが、ガムの咀嚼トレーニングに限らず、よく噛むことを習慣付ければ、顔の引き締めや肌の張りがよくなることが期待される。食事もよく噛んで食べるに越したことはないので、体全体にいい影響があるはずだ。ロッテは、咀嚼の健康効果を研究し周知する情報サイト「噛むこと研究室」を開設している。そこでは、噛むことに関するさまざまな知識を楽しく得ることができる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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