1. CourseraはどのようにChatGPTと統合されているのか？
ChatGPTユーザーは、「Coursera （半角スペースを付ける）」または「Coursera、（読点を付ける）」という言葉でメッセージを始めることで、ChatGPT内から直接Courseraアプリにアクセスできる。たとえば「Coursera データ分析を学べる？」か「Coursera、データ分析を学べる？」と入力すればよい。
編注：日本語UIの場合、コース名などによっては「Coursera （半角スペースを付ける）」の方が成功しやすい。あるいは、チャット欄で「/」を入力して開いたメニューから「Coursera」を選び、その後「データ分析を学べる？」などとプロンプトで指示するといい。
またChatGPTが会話内容からCourseraの教材が関連すると判断した場合、自動的にCourseraアプリを提案することもある。
たとえば新しいスキルの習得について話していると、ChatGPTがCourseraのアプリや動画を提示してくれる。これにより、ユーザーはチャットから離れることなく、「興味」から「資格取得」へとシームレスに進むことができる。
2. 学習プランはChatGPT内でどのように表示されるのか？
学習者がChatGPT内のCourseraアプリ（OpenAIのApps SDK上で構築）に接続すると、Courseraのコンテンツにアクセスできるようになる。これにより、大学や企業パートナーによる高品質な講座、モジュール、動画が、会話の流れや質問、練習の中で自然に提示される。
信頼できる教育コンテンツをChatGPT内に取り込むことで、学習者は新しいトピックを探り、レッスンをプレビューし、より深い学びへと導かれる。
3. 提供されるのはフル講座か、それとも短いクリップか？ 進捗の保存は可能か？
ChatGPTのCourseraアプリでは、短い動画クリップや講座の概要など、発見を促すためのスニペット形式のコンテンツが紹介される。つまり、Coursera上のフル講座の一部となる短いレッスンや動画などである。
ユーザーはそこからCourseraに移動して講座全体を受講し、進捗を追跡したり、修了証を取得したりできる。
この設計により、ChatGPT内では軽快で会話的な体験を維持しつつ、ユーザーが求めれば、Courseraの体系的かつ認定された学習パスを通じて深い学びが得られるようになっている。
4. 学習履歴を追跡したり、既存のCourseraアカウントと連携したりできるのか？
可能だ。学習者はCoursera上で学びを継続し、進捗を確認し、途中から再開し、修了証を取得できる。ChatGPTとの統合は「発見と関与のレイヤー」として機能し、学習者の質問や目標に基づいて最適な教材を提示する。
この新アプリは、EU以外の地域でログイン済みのChatGPTユーザーに提供されており、「Free」「Go」「Plus」「Pro」の各プランで利用できる。まず英語版から提供が始まり、一部の言語では字幕や吹き替えも利用可能である。
