キャリア

2025.10.18 13:00

生産性レースに勝つのは「ウサギではなくカメ」 今あえて仕事のペースを緩めるべき理由

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その一方で、ペースを落とせばより多くのことを成し遂げ、もっといい仕事をし、そして一層健康的で長いキャリアを送ることができる。「自分はウサギか、それともカメか」という問いに対する答えは、おそらくもうお分かりだろう。もし自分がウサギだとわかっているのなら、心身の健康のためにカメの資質をいくらか取り入れ、スローダウンする時だ。

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1. 時間に管理されるのではなく、時間の管理を始める。立ったまま、歩きながら、あるいは運転しながら、食べ物にがっついたり、ごくごくドリンクを飲んだりするのを避ける。

2. アポの合間にゆとり時間を設ける。すでに過密状態になっているときは、断るようにする。負担が大きすぎるときは自分から助けを求め、分担してもらう。

3. 自分ができることには限界があると自分に言い聞かせ、この姿勢を弱さではなく、セルフケアの強さととらえる。

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4. 5分でも10分でも休憩を取り、頭を冷やしてバッテリーを充電し、エネルギーレベルを上げる。呼吸を整えたり瞑想したり、あるいは自然の中に身を置く。

5. 何をやっても遅い、あるいは不十分という批判的な内なる声に引っかからない。自分を攻撃するのではなく、自分に対して思いやりを持ち、自分を育てるよう努める。

冷静で思考明晰なカメに

上記のヒントを実践すれば、あなたは冷静で思考が明晰なカメになり、急いでいる同僚よりも早く、きちんとゴールラインに到達できるだろう。仕事の生産性と成功とは、「利益 vs人間性」という命題ではなく、健全なバランスを見つけることにある。そして、雇用主が職場の慣行や残業要求、非効率的な会議などを大きく見直さない限り、健全なバランスを見つけることは今年も取り組むべきものとして掲げられたままだろう。

企業にとっての課題は、AI競争に勝つために従業員をロボット化して、そのクローンを作成していくことではない。生産性と収益性が、人間性やウェルネスと調和した労働文化を提供することだ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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