3. 適切な意思決定者とともに、適切なプロセスを進める
意思決定のプロセスを明確に把握したら、関係する意思決定者とともに、そのプロセスに合わせた行動計画を立てよう。重要な意思決定に関わる、あるいは影響を及ぼす人物との関係をまだ築けていないなら、チームミーティングで積極的に発言したりして、自身の存在感を高めよう。上司に対して、他部署や上層部の人物への紹介を依頼することも考えよう。
4. 定期的なフォローアップを行う
追加で努力して、誰かが気づいてくれるのを期待するだけではいけない。いったん走り出せば、あとは自動運転で、とはいかないのだ。
一定の成果を上げた後(通常は30~90日後)、上司と面談をセッティングし、自分の要求を提示してみよう。すぐさま認められなくても、定期的にフォローアップを(少なくとも四半期ごと、可能ならそれ以上の頻度で)行い、自分の要求が、検討事項の上位をキープするようにしよう。
5. 社外の選択肢も確保するかたちでキャリアアップを図る
社内で上記のステップ1~4を進めるかたわら、社外でのキャリア形成も同時に模索しよう。例えば、人前で話をしたり、地域のリーダーとして活動したりする機会を得る。さらには、積極的に転職活動を行う、といったことだ。
社外活動を並行して進めることで、昇給や昇進の要求が不調に終わった場合でも、それ以外の選択肢を残すことができる。追加の努力が「見せかけのキャリアアップ」に費やされていると判断したら、社外での機会獲得に全力を傾ける方向に転換しよう。

