iPhone・Androidスマホがハッキングされた場合にすべきこと
スマホがハッキングされたと判明したら、被害を最小限にとどめるため、直ちに取るべき重要な手順がいくつかある。
1. 金融機関に確認する
最初に連絡すべきは銀行、クレジットカード会社、その他の金融機関であり、口座に不正アクセスがないかを確認する。
2. パスワードを変更する
次に、そして最も重要な対応のひとつは、すべてのパスワードをすぐに強力な新しいものへと変更することだ。感染したスマホに接続しているすべてのアプリやウェブサイトについて実施する。
3. 不審なアプリを削除する
スマホ内のすべてのアプリを棚卸しし、不審または不明なものを削除する。端末を再起動し、削除が成功しているかを再度確認する。
4. どうしてもだめなら初期化する
ポップアップや悪意あるアプリが多数あり、他の手段が通用しない場合は、スマホを工場出荷時設定に復元(初期化)することもできる——ただし、端末内に保存されたすべてを失うため、これはまさに最終手段である。
5. 友人・知人に知らせる
自分のスマホがハッキングされたことを、友人やその他の連絡先に知らせ、スマホから送られてきたように見えるメッセージは無視して削除するよう警告するのがよい。
将来のハッキングからiPhone・Androidスマホを守る方法
すでにハッキング被害に遭っているかどうかにかかわらず、今後スマホを攻撃者から守るために採れる基本的なサイバーセキュリティ対策はいくつかある。まず第一に、そして最も手軽なのは、上述のような優れたセキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことだ。
同様に重要なのは、すべてのソフトウェアを最新に保つことであり、アップデートには既知の脆弱性の修正が含まれることが多い。強力なパスワードを使う。公共の充電ステーションや公共Wi‑Fiには注意する。念のため、使わないときはWi‑FiやBluetoothをオフにしておくのもよい。さらに保護を強化するなら、スマホを暗号化し、SIMカードにロックをかけ、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用すれば、公共Wi‑Fiの安全性が高まるはずだ。そして、サードパーティのアプリストアには細心の注意を払うこと。グーグルのGoogle PlayとアップルのApp Storeだけを利用するのが常に最も安全だ。
結論
スマホのハッキング被害に遭うと、人間関係から銀行口座に至るまで、あらゆるものに壊滅的な影響が及び得る。スマホがハッキングされたかどうかを見分ける方法を知っておくことは不可欠だ。幸いにも復旧は十分に可能であり、再発の可能性を大幅に下げる方法も存在する。
よくある質問(FAQ)
スマホがハッキングされたサインには何があるか?
一般的な症状には、バッテリーの異常な消耗、見覚えのないアプリ、高いデータ使用量、予期せぬポップアップ、アカウントからの締め出しなどがある。
スマホがハッキングされているか調査できるか?
できる。BitdefenderやNortonのような信頼できるウイルス対策ソフトを実行すれば、マルウェアやスパイウェアをスキャンでき、侵害されている場合のクリーンアップにも役立つ。
スマホのハッキングをどう防ぐか?
強力なパスワードを使う、公共Wi‑Fiを避ける、ソフトウェアを最新に保つ、信頼できるウイルス対策アプリを導入する、非公式なアプリ配布源からのダウンロードを避ける、など。


