3.理解するために耳を傾ける
2023年の研究では、受動的な傾聴、つまり相手の感情に真に注意を払い、応えることが、相手を大切にすることとユーモアに並んで関係満足度を強く予測する因子の1つであることもわかった。
受動的な傾聴は、単に話に耳を傾けるのではない。共感し、感情を認め、相手の感情的な経験に真の関心を示すことだ。専門誌『Emotion(エモーション)』に掲載された研究によると、感情表現はパートナーが耳を傾け、支持する姿勢を示したときが最も効果的だという。
カップルを対象とした実験で、研究者らはストレスの多い作業中に感情を共有した人を調査した。その結果、パートナーが理解と気遣いをもって対応すると、ストレスや反芻思考が減少することがわかった。この研究は、相手の感情的な経験を正当化し、サポートするという反応の仕方を強調している。
相手に向き合い、相手の感情を理解し、気にかけていることを意図的に示す
受動的な傾聴を実践するということは、相手に向き合い、相手の感情を理解し、気にかけていることを意図的に示すことだ。
これは、気が散るものを片付けたり、アイコンタクトを欠かさないようにしたり、相手が話している間、自分が側にいることを示すためにうなずいたりするようなことだ。相手が話している間、安心させるように触れたり、近くに座ったりするような行為は気にかけていることをもっと伝えるのに役立つ。
日常のちょっとした瞬間に相手の口調からにじみ出るストレスや話しているときの興奮に気づくことが思慮深く対応する糸口になる。このように一貫して相手の話に耳を傾けることで、自分に注意を向けてくれている、愛されていると相手が感じられるようになり、やがて感情面での親密さを強めることができる。
つながりを強固にするには時間と真の努力が必要
これらは即効性のある解決策でもなければ、実行すればすぐに関係が良くなるというものでもないことを覚えていてほしい。つながりを強固なものにするには時間と真の努力が必要だ。義務感からこれらのことをすることがゴールであるべきではない。あなたの行動が誠実さと気配りから来るものであれば、あなたは自然に互いが愛されていると感じる関係を作り出し、これは時間とともに強くなるかもしれない関係となる。


