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2025.10.26 11:30

各界パイオニアが偏愛する「3人の新世代」と共通点

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|SELECTOR|きださおり 夕暮れ 代表取締役

きださおり●「あなたの心を動かす瞬間」をつくることを得意とし、イマーシブ演劇や体験型展覧会などの没入体験、リアル脱出ゲームなどの謎解き体験を国内外でたくさん制作しています。

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ジャンルを決めない「意外性」 

センスあふれかわいげがあり心引かれるビジュアルで告知していると思ったら人の心を気持ちよくえぐってくる梨さん、この素材組み合わせたらどうなるの!?と料理したら信じられないぐらい美味しくなるレシピを開発している長谷川さん。夕暮れで企画制作を担当した「RE:PLAY AFTER SCHOOL」のビジュアルや映像をつくっていただき天才デザイナーだ!と思ったら俳優としても活動されていることに驚いた渋木さん。皆さんジャンルを決め切らない活動で意外性があって素敵です。

なし●作家。主にインターネット上で活動する。著書に『かわいそ笑』(イースト・プレス)(イースト・プレス)、『恐怖症店』(電子版、文藝春秋)など。イベント「行方不明展」および「恐怖心展」の企画、Aマッソによる公演「滑稽」の構成を担当。

長谷川あかり

はせがわ・あかり●料理家、管理栄養士。1996年生まれ。10歳から芸能活動を始め、『天才てれびくんMAX』などに出演。芸能界引退後、短大・大学へ進学し管理栄養士の資格を取得。料理本の出版や雑誌でのレシピ連載など幅広く活動している。

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渋木耀太

しぶき・ようた●グラフィックデザイナー、俳優。1998年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業後、Web制作会社やデザイン事務所を経て、DINARYworksを立ち上げ。演劇公演やクラブイベントのアートディレクション、ロゴ、Web、ZINEなど幅広く手がける。


|SELECTOR|熊原充志 ABF Capital代表取締役

くまはら・あつし●JAXA、コンサル、ファンドを経て、ABF Capitalを創業。飲食業界の才能と評価のギャップに社会課題を感じ、ファンドというかたちで独立や継承を支援。シェフ、お店と向き合う日々を送る。

世界トップなのに広く知られていない才能 

ABF Capitalでは、才能あふれる方が世の中で正当な評価を得るための支援を根底の考えに置いています。日本勢として19年ぶりの国際棋戦優勝を果たし、中国で「遼神」と呼ば れる囲碁のプロ、一力遼棋士(28歳)。スカッシュで日本人選手として初めて世界ランク6位になった、渡邉聡美選手(26歳)。米スピリッツコンペティションで最高金賞を受賞した舞輪源蒸留所責任者、真山さん(25歳)。多くの人に知ってもらいたい才能をもつ皆様です。

一力 遼

いちりき・りょう●囲碁棋士、河北新報社取締役。1997年生まれ。2024年の名人獲得をもって、棋聖、天元、本因坊の四冠を達成。同年9月、4年に一度開催の国際棋戦「応氏杯世界選手権」で、日本棋士として19年ぶりの主要国際棋戦での優勝を果たす。

渡邉聡美

わたなべ・さとみ●スカッシュ選手。1999年生まれ8歳でスカッシュと出会い、12歳でマレーシアにスカッシュ留学。全日本選手権は2017年から5連覇。23年アジア大会で日本人初銅メダル。世界ランキング最高位10位、日本人初TOP20入り。

真山

しんざん●京丹後舞輪源蒸留所蒸留責任者。2000年生まれ。フレッシュクラフトジン「Mairingen Fresh Craft Gin(ORIGINAL)」が、世界三大スピリッツコンペのひとつ「SFWSC 2025」で最高評価である「最高金賞(Double Gold)」を受賞。


|SELECTOR|鈴木ジェロニモ お笑い芸人、歌人

すずき・じぇろにも●1994年、栃木県生まれ。R-1グランプリ2023準決勝進出。第4回・第5回笹井宏之賞最終選考。第65回短歌研究新人賞最終選考。著書に『水道水の味を説明する』(ナナロク社)。

短歌ってこんなにおもしろい 

短歌を読むとき、それをつくった歌人の年齢を気にしたことがない。短歌がおもしろい。それ以外の理由はないのだけれど、こんなにおもしろいのかよと思った3人の歌人が偶然「30歳未満」だった。私が短歌をつくり始めた2019年夏の時点ですでに、乾さん、郡司さん、初谷さんの短歌は世に放たれていた。短歌のおもしろさに年齢は関係ない。だから私は憧れた。私の知らないところで結ばれた星座が私の頭上で光っている。この奇跡を共有したい。

乾 遥香

いぬい・はるか●歌人。1996年、東京都生まれ。2021年『夢のあとさき』で第3回笹井宏之賞大賞。22年、平岡直子歌集書評『日本の虫/女の日本』で第3回BR賞。現在は短歌誌をメインに作品・批 評を発表し、同人誌『ぬばたま』を定期刊行している。

郡司和斗

ぐんじ・かずと●歌人。1998年、茨城県生まれ。著書に歌集『遠い感』、川柳句集『ヒント』。歌誌『かりん』、俳誌『蒼海』『楽園』に所属。賞歴に第62回短歌研究新人賞、第4回口語詩句賞新人賞など。短歌・俳句・川柳・詩などの詩歌と批評を主に書く。

初谷むい 

はつたに・むい●歌人。1996年生まれ、北海道在住。歌集に『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房)、『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房)、『笑っちゃうほど遠くって、光っちゃうほど近かった』(ナナロク社)。共著に『スペース短歌』(時事通信社)。

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文=フォーブスジャパン編集部

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