「もったいない」が健康をむしばむ
「節約のために栄養価が低いと分かっていても安い食材を選ぶ」と答えた人は約半数、「栄養バランスが偏っている」と感じている人は約6割に達した。


さらに、「お腹がいっぱいでも残すのがもったいなくて食べてしまう」人は約7割。善意の“もったいない”が、過食というかたちで健康を脅かしていることも「フードロス貧乏」のもうひとつの側面だと調査元は分析している。

オンラインで食事指導サービスを提供するCHONPSの管理栄養士によれば「こうした行動は短期的には節約につながるが、長期的には栄養の偏りやカロリー過多を招く」と警鐘をならす。
無理をせず、ほどよく残さない食卓へ
今回の調査は、フードロス削減という“正しいこと”が、健康や心の余裕を奪うというジレンマを映している。節約・健康・環境——どれも欠かせないテーマだからこそ、無理のないやり方が求められる。フードロスを減らすことは大切だが、「自分に合った続け方」を見つけるほうがずっと重要だ。栄養や食費の知識を広げたり、専門家や信頼できるサービスを上手に取り入れてみるのもいいだろう。
食卓は体が欲する栄養が足りていれば一汁一菜でも構わない。食べきることよりも、ほどよく残さない工夫(調理)を重ねていく。そんな小さな選択が、フードロス貧乏から抜け出す第一歩になるのかもしれない。


