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2025.10.24 11:00

【寄稿】Global × Financial AIG=グローバルリスクの戦略的パートナー vol.5

ローバルと連携し、企業のリスクマネジメントを支援してきたAIG損保には各分野に専門家がいる。経営保険部副部長 兼 引受管理第一課課長の吉田麻衣子(写真左。以下、吉田)、同課所属でシニアアンダーライターの首藤里彩(写真右。以下、首藤)もその一員だ。高い専門性と海外との連携力を発揮するふたりには親としての顔もある。AIG損保の経営保険の強みや活躍する人材を支えるワークライフバランスについて聞いた。

※本記事はAIG損害保険による寄稿記事です。


見えないリスクに挑み続ける

他社に先駆けて役員賠償責任保険(D&O保険)やサイバー保険をアメリカから日本へ導入し、普及を牽引してきたAIG損保。当社調べでは、上場会社におけるD&O保険のマーケットシェアは20%を超える。一方で、市場全体を見ると上場企業の90%以上がD&O保険に加入しているとされているものの、非上場企業では十分に広まっていない。

「企業規模や上場・非上場を問わず必要な保険だと考えています。ただ、日本では目に見えるリスクと目に見えないリスクのとらえ方に大きな差があります。火災や転倒事故のような分かりやすい損害と違い、経済的損失による株主からの訴訟は想像しづらい。そのため、非上場企業では当事者意識を持ちにくいのです」(吉田)

「D&O保険の本質はまさに見えないリスクを取り扱うことにあります。報道されるケースも大企業が多いため、非上場企業の経営者からは『うちには関係ない』というお声も聞きますが、企業の規模や形態を問わずリスクは存在しています」(首藤)

こうした認識のギャップを埋めるため、AIG損保では国内外の訴訟事例をホワイトペーパーとしてまとめ、営業部門を通じて定期的に発信している。たとえば、海外進出を検討する企業に対しては、その国でどんな訴訟が起きているかを具体的に提示し、現地の制度や慣習に即したリスクを可視化している。

「ある国では、消費者保護意識が非常に高く、取引の透明性や説明責任が徹底されています。海外展開を視野に入れている企業にとっては、実例を知ることで初めて自社にも関係することだと実感できるのです。リスクを現実に存在するものとして伝えることが、私たちの役割のひとつだと考えています」(吉田)

首藤も続ける。

「私たちが取り扱う経営保険のリスクは変化のスピードが非常に速く、100%防ぐことはできません。サイバー攻撃などは特にそうです。保険を経営におけるリスクファイナンスの一環として捉えることが重要です」(首藤)

AIG損保の強みは、社会や法制度の変化を敏感に察知し、商品や特約を迅速に開発するスピード感にもある。吉田が例に挙げたのは、2023年5月より発売開始した「株主提案対応費用特約」だ。株主提案の件数は年々増加し、毎年のように過去最多を更新する状況にある。

「株主提案に対応するための弁護士費用は企業にとって非常に大きな負担です。社会的なトレンドを踏まえ、企業が『今まさに必要としている補償』をいち早く形にする。この即応力も、AIG損保の経営保険を選んでいただける理由のひとつだと思います」(吉田)

柔軟な制度と文化が生む、しなやかな働き方

AIG損保の強みは、世界各国の拠点と常に知見を交換している点にある。グローバルに広がるネットワークを活用し、各国の制度や市場環境に即した情報、国ごとに異なるリスクや規制などを迅速に収集・分析することで、企業が直面するリスクをいち早く把握できる。こうした体制があるからこそ、AIG損保はグローバル展開を進める多くの企業から支持を得てきた。

海外上場企業を買収する日本企業の引受判断において、各国のアンダーライターと連携してリスク評価を行うこともある吉田は、欧米に拠点を持つ企業の買収を検討していたクライアントへの対応を例に挙げる。

「欧米では、社会的責任に関する基準が日本よりも格段に厳しいことがあります。たとえば娯楽性の高いサービスを提供する企業では、依存リスク対策や未成年の関与防止策などが求められます。現地アンダーライターからの情報をもとに、クライアントに『何をチェックすべきか』という保険会社から見た目線を情報提供しました。非常に感謝されましたし、AIG損保ならではの付加価値だと感じています」(吉田)

海外の保険約款を日本市場に合わせて調整する役割を担う首藤も、その動きについて具体的に説明する。

「海外では一般的な補償内容でも、日本では法規制や文化的背景の違いから、そのまま導入できない場合があります。私はアメリカやイギリスのアンダーライターと連携し、その補償がどんな条件で提供されているかを確認します。そのうえで、日本の規制や文化に適合するか、約款の専門家や損害サービス部門と一緒に検証を重ねるのです」(首藤)

こうした調整プロセスは、商品導入前から事後の損害対応までを一気通貫で設計するAIG損保ならではの取り組みだ。首藤は「引受部門と損害サービスが同じ方向を向いていることが重要」と強調する。補償設計の段階から事故発生時の対応フローまで見据えた包括的な視点は、AIG損保ならではのグローバル連携と現場力の融合によって成り立つ。

経営保険のプロフェッショナルとして働くふたりだが、プライベートでは親としての一面も持つ。AIG損保には、専門性の高い業務に取り組みながらも、社員が家庭や個人の生活を大切にできる環境が整っている。フレックス制度(一部対象外の社員有)や在宅勤務制度が充実し、月ごとの総所定労働時間を満たせば、日ごとの勤務時間の長短を調整でき、出社と在宅を組み合わせることができる。

「子育てをしながら責任ある業務に挑戦できるのは、AIG損保の制度とカルチャーのおかげです。新卒から約20年経営保険部で働いてきましたが、法律や市場の変化により日々新しい学びがあります。これからも専門性を磨きつつ、経験を後進に伝え、人材育成にも力を注いでいきたいです」(吉田)

「アンダーライターとして10年歩み、この仕事がアートとサイエンスの融合だと実感しています。データに基づく分析と経験や直感を兼ね備えることで、お客さまに寄り添った提案が可能になります。仕事と家庭を両立できる環境があるAIG損保だからこそ、今後もここで挑戦を続けたいです」(首藤)

経営保険という高度な専門領域に挑むふたりが、安心して長期的に力を発揮できるのは、AIG損保の制度と文化があるからこそだ。家庭を大切にしながらも責任ある仕事に打ち込める。このしなやかな働き方は、個々の社員の成長だけでなく、顧客企業の信頼にも直結している。

※記事に紹介されている保険商品の詳細につきましては、パンフレット等をご覧いただくか、取扱代理店・扱者または弊社にお問い合わせください。

AIG損保のグローバルリスクマネジメント
https://www.aig.co.jp/sonpo/global


 吉田麻衣子(よしだ・まいこ)◎AIG損害保険株式会社 経営保険部 副部長。2005年旧AIU損害保険株式会社に入社。主に法人向けダイレクトセールスを行う営業部門の引受を担当。営業社員と一緒にお客さまにお会いし、お客さまのニーズに沿った保険設計を行っている。2023年からは現職に就き、経営保険ラインの商品開発から引受基準の策定、アンダーライタートレーニングなどの業務に従事している。

首藤里彩(しゅとう・りさ)◎AIG損害保険株式会社 経営保険部 シニアアンダーライター。2014年旧AIU損害保険株式会社に入社。主に中小企業向けの引受担当を経験後、2023年からブローカー担当となり、現職では主にグローバル展開されている大企業向けに役員賠償責任保険とサイバー保険の保険設計を行っている。海外オフィスと連携しながらAIGが培ってきたグローバルな知見を日本企業のお客さまにも届けられるよう心がけている。

Text by Sonoko Ikeda/ Photo by Yosuke Owashi/ Promoted by AIG損害保険