3. あなたには「独特の香り」がある
香りはその人の魅力に関して最初に思い浮かべるものではなさそうだ。そして公平を期すために言うと、研究では香りは他の特徴と比較して魅力との関連性が平均して最も低かった。
とはいえ、香りの評価は他の特徴と一致する傾向にあった。このことは、これまでに行われた心理学的研究が示唆していることを反映しているのかもしれない。それは、匂いも声と同じように私たちに関する情報を伝えているということだ。
専門誌『Cognitive Research:Principles and Implications(コングニティブ・リサーチ:プリンシプルズ・アンド・インプリケーションズ)』に2021年に掲載された研究によると、人は香りからその人の気分や年齢、健康状態、時には性格までも推測することが多いという。
これも何ら驚くことではない。香りは良くも悪くもその人の最も印象的な特徴になりやすい。
例えば、好きな人のにおいがするがゆえに、そのTシャツを相手に返すのを拒む人もいるだろう。あるいは、相手が香水やコロンなどをつけていないときでも、その香りが完全に「その人」だととらえる人もいる。このような瞬間は、私たちの嗅覚がいかに密接に、そして基本的に魅力と結びついているかを反映している。
このため、見知らぬ人が頻繁にあなたの香りの良さについてコメントする傾向があったり、明らかな理由もなくあなたの近くにいたがるようであれば、それはあなたが自然な化学反応だけで相手を引き寄せているサインかもしれない。
4. あなたを恋愛目線で見ていない人から褒められる
おそらく初出の研究で最も興味深い発見は同性間で観察されたものだ。具体的には、魅力が必ずしも恋愛感情である必要はなく、ほとんどの場合、相手がどれだけ好感が持てるか、あるいは相性がいいかということを同性間における評価は示唆しているようだ。
こうしたことから、もしあなたが自分の外見や存在、「エネルギー」や「雰囲気」について、あなたをデートに誘おうとしているわけでもない人からよく褒められるのなら、本気にしていい。これらは、あなたが魅力的な人間であることを示す最も強力な社会的サインの一部であり、しかも重層的にそうなのだ。
相手の目を引くものが何であるかにかかわらず、純粋な褒め言葉は他人があなたをどう見ているかを示す素晴らしい指標となり得る。これらの要素は、人々があなたと一緒に働きたい、あなたと親しくなりたいと思ったり、そして最も重要なことだが、あなたのことを覚えておきたいと思ったりするものだ。


