「IBMは、メインフレームコンピューターを製造する数百万ドル規模の大企業だ。その社員であれば、『こんなおもちゃみたいな小さなコンピューターをいじってもしょうがない』と考えるだろう。それが彼らにとってのコンピューター業界だった。新しい革命とは何の関係もない。コンピューターはこういうものだという固定観念があり、新しい可能性が見えなくなっていた。それにいい暮らしもできている。ただ、莫大な富を手に入れて世界を変えるようなチャンスはなかったというだけだ」
1975年がカギ
1975年の時点で、大学卒業からすでに数年以上がたっていたら、あなたは古いパラダイムの住人ということになる。ちょうど家を買ったころだろう。結婚もしていて、そろそろ子どもも生まれるかもしれない。
安定した仕事と、将来の年金を手放し、397ドルのコンピューター・キットに人生を賭けることができるような立場ではないのだ。そこで、ある年代、たとえば1952年より前に生まれた人は除外されることになる。
とはいえ若すぎるのも問題だ。1975年の時点で、すでにコンピューターに触れている必要がある。高校生にそれは無理な相談だろう。そこで、ある年代、たとえば1958年よりも後に生まれた人たちも除外しよう。
つまり、1975年を迎えるのに完璧な年齢とは、起こりつつある革命に参加できるほど成長し、なおかつ革命を逃すほど年をとりすぎていない年齢だ。20歳か21歳が理想的だろう。そのためには、1954年か1955年に生まれている必要がある。
この理論を検証するのは簡単だ。ビル・ゲイツの誕生日はいつだろう?
ビル・ゲイツ:1955年10月28日
まさに完璧な誕生日だ! レイクサイドでのゲイツの親友はポール・アレンだ。アレンもまた、ゲイツとともにコンピュータールームに入り浸り、ISIやC−Cubedでの長い夜も一緒にすごした。アレンは後に、ビル・ゲイツと共同でマイクロソフトを創業している。
ポール・アレンはいつ生まれたのか?
ポール・アレン:1953年1月21日
マイクロソフトで3番目に金持ちの人物は、2000年から最高経営責任者(CEO)として会社の業務を取り仕切ったスティーブ・バルマーだ。ソフトウェアの世界でもっとも尊敬を集める経営者のひとりであるバルマーの誕生日は?
スティーブ・バルマー:1956年3月24日


