テクノロジー

2025.10.06 10:00

今すぐ備えるべき、2026年の「テクノロジートレンド5選」

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2. エージェント革命

テクノロジー分野では、2025年に「エージェント」が間違いなくホットなバズワードとなり、チャットボットや生成AIといった従来のAIアプリケーションからの意味ある進化を示した。

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単に質問に答えたりコンテンツを生成したりするのではなく、エージェントは私たちの代わりに行動を起こす。2026年には、これは日常生活でますます頻繁で当たり前の出来事になるだろう。ビジネスの意思決定の自動化から、多忙な家族のスケジュール管理・調整まで、AIエージェントは計画や問題解決に伴う「雑務」を引き受け、私たちが大局に集中したり、あるいはペースを落として人生を楽しむ余裕を生み出す。

この1年で、私たちはエージェントが支援できるタスクを見極め、何を任せられるかについてより適切な判断を下すことを学んでいく。機械が単なる道具を超え、知的で能動的な同僚、ケア提供者、そして仲間にもなる未来へと向かうのだ。

3. 実用的な量子コンピューティング

量子コンピューティングは、素粒子レベルの粒子が示す奇妙で一見直感に反する挙動を利用し、多くの複雑な計算タスクを「古典的な」コンピューターよりも何百万倍も高速に実行する。過去10年間、研究室や研究環境での性能に期待と熱狂が集まってきたが、2026年には実世界での採用がさらに進む可能性が高い。このトレンドは日々の生活に目に見える形で影響しないかもしれないが、ビジネス、産業、科学へのインパクトははっきりとした形を取り始めるだろう。

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例えば、金融モデリングに用いられれば、リスク評価の精度向上や投資ポートフォリオの最適化が可能になる。創薬では、新薬の開発や臨床試験に要する時間とコストの削減が進むだろう。そして物流では、輸送や配送のルーティングが改善され、サプライチェーンがより効率的になる。

この新たな計算パラダイムは、初期の真空管ベースのコンピューターからマイクロプロセッサーへの飛躍、およびそれがもたらした膨大な処理能力の増加になぞらえることができる。古典的なコンピューターが一夜にして時代遅れになることはないが、私たちの生活への影響はそれに匹敵するほど大きくなり得る。

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翻訳=酒匂寛

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