人の評価は気にせず、自分軸で面白いと思うことを
実は、これまで“挫折”というものを感じたことがありません。“自信を持て”という言葉が世の中に溢れているけれど、私が大切にしているのは、自分自身を丁寧に見つめ、納得して生きることです。自分という存在を深く知っていくことで、人生は驚くほど滑らかに進んでいくものだと感じています。
たとえば私は、失敗するとつい内省的になり、立ち止まってしまうタイプ。でも、そんなときこそ自分を励まし、小さな一歩でも歩み続けることで、思いがけない解決策や新たなチャンスに出会ってきました。だからこそ、私は“準備8割”と言えるほど事前に網を張り巡らせ、どんな難題にも対応できるようにするし、音楽や映画、雑誌、アートなど、あらゆる分野から情報を集めることを日々意識しています。
そしてもう一つ大切にしているのは、人の評価に振り回されすぎないこと。自分が面白いと思ったことに挑戦し、たとえ失敗しても“これは次に活かせる経験だった”と区切りをつけるようにしています。私のライバルは、他人ではなく、1年前や1カ月前の自分。自分が“これでいい”と思えたなら、きっと乗り越えられる。そうやって、私は自分自身を耕し続けてきたのだと思います。
変わらないモチベーション
ただ、チャレンジはたくさんしてきました。例えば、一番チャレンジしたことはMetaに入社したこと。これまでフリーランスで仕事してきたので、初めて会社員として企業単位で立ち回っていく姿勢は、新鮮でした。
いま仕事している「グローバルパートナーシップ」という部署では、主にクリエイターの支援をしています。Metaが運営するプラットフォームをクリエイターに活用してもらうためのサポートと同時に、コミュニティを盛り上げるために他の企業や団体にクリエイターを紹介することも。クリエイターの個性や世界観と、企業・業界のリソースや専門性が掛け合わさることで、どんな化学反応が生まれるのか――そんな新しい可能性に満ちたプロジェクトに日々携わっています。
思えば、編集者時代から人と人をつなぎ、誌面やWEB、SNS、イベントなど、さまざまな形でユニークなコンテンツを生み出してきました。場所や肩書きが変わっても、「人と人をつなぎ、新しい価値を生み出す」というモチベーションは、今も昔も変わらず、私の原動力であり続けています。


