新しい街を歩いて探索することは、その土地を知る最良の方法の1つだ。しかし、歩行者として歩きやすい街とそうでない街には大きな差がある。
オーストラリアの価格比較サイト、コンペア・ザ・マーケットは、歩行者専用道路の有無や徒歩通勤者の割合などを基に世界90都市の道路事情を分析し、歩行者にとって安全な10都市を割り出した。
それでは、歩行者に優しい世界の10都市を順に見ていこう。
1位 ドバイ
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイは必ずしも徒歩で散策するのに最適な都市として知られているわけではないが、今回の調査で、歩行者にとって世界で最も安全な都市と評価された。全体的な治安の良さや整備された公共空間により、総合で83.89点を獲得した。
2位 ザグレブ
クロアチアの首都ザグレブは総合で78.51点を獲得した。この街は歩行者専用道路が豊富で、のんびりと散歩を楽しむのに欧州でも有数の場所として知られる。
3位 ケベック市
トップ10にランクインした唯一のカナダの都市であるケベック市は、総合で77.58点を得て3位に入った。街には石畳の歩行者専用道路や遊歩道が数多くあり、徒歩で散策するのに最適な場所の1つとなっている。
4位 シンガポール
77.36点を獲得したシンガポールは、アジアで最高位となった。シンガポールは治安の良さで知られており、単に物理的に歩き回る上での安全性にとどまらず、全般的な面でも安心できる場所だ。
5位 チューリヒ
5位はスイスのチューリヒで、76.88点を得た。同市は徒歩での移動が容易で、全体的に極めて安全だとされている。
6位 クラクフ
ポーランド南部のクラクフが総合で75.43点を得て6位となった。クラクフには歩行者専用道路が豊富にあり、徒歩で探索する観光客だけでなく地元住民からも歓迎されている。
7位 プラハ
チェコの首都プラハは総合75.39点で7位を獲得した。プラハは美しい建築物で知られており、歩行者向けに道路が整備されているため、観光客は観光名所を楽しみながら気軽に移動することができる。
8位 ソウル
アジアの都市として2番目に安全とされた韓国の首都ソウルは、総合で75.33点を得た。人口が多く活気あふれる都市であるにもかかわらず、横断歩道は安全で信頼性が高く、徒歩や公共交通機関での移動は容易で確実だ。
9位 東京
日本の首都である東京のような大都市がランキングのトップ10に入ったことに驚くかもしれないが、この街は歩行者の安全性だけでなく、充実した公共交通機関でも知られている。総合得点は75.29点だった。
10位 ワルシャワ
トップ10を締めくくるのは、ポーランドの首都ワルシャワだ。同市は総合で74.65点を獲得し、街の豊かな歴史を徒歩で探索したい旅行者にとって最適な選択肢となっている。



