働き方

2025.10.06 17:00

社畜時代へ逆戻り、「996勤務」過酷な長時間労働が米国で広がる テック業界で顕著

Shutterstock.com

とはいえ、履歴書作成ツールのKickresume(キックレジュメ)の共同創業者でCEOのピーター・デュリスは、このような過酷な労働はバーンアウトにつながる可能性が高いと警告している。「当社の最近の調査によると、求職者にとってワークライフバランスは最優先事項であり、世代によっては報酬よりも重視している」とデュリスは説明する。「ビジネスを成長させるのに、週72時間労働は必要ない。むしろ、従業員のウェルビーイングを優先することが、従業員が懸命に働き、ベストを尽くし、長くチームにとどまりたいと実際に思うような素晴らしい職場にする秘訣かもしれない」

advertisement

従業員の対処法

デュリスは、従業員や企業がワークライフバランスを優先・改善し、ストレスや疲労、バーンアウトを防ぐための次のようなヒントを共有してくれた。

1. 明確な境界線を引く

バーンアウトや過重労働を防ぐには、定時での退社や契約時間内のみの労働、勤務時間外には仕事のメールに返信しないなど、自分の中で明確な境界線を引くことが重要だとデュリスは主張する。「残業することは必ずしもマイナスではないかもしれないが、すでにスケジュールが詰まっている場合は、仕事とプライベートの間にはっきり境界線を引くことがバーンアウトを回避する最善の方法かもしれない」

2. 上司や同僚とコミュニケーションをとる

仕事で参っていると感じたら、上司やチームの同僚に悩みを打ち明けるのが一番かもしれないとデュリスはアドバイスする。上司がサポートできるかもしれないし、同僚があなたの仕事をいくつか引き受けてくれるかもしれない。

advertisement

3. 休憩を取る

仕事が多忙を極めているときには特に、コンピューターから離れて休憩を取るようにすることをドゥリスは勧める。そして、昼休みをしっかり取ること、加えて冷静さを保つのに役立つ日中の数分のストレッチや散歩などの重要性を強調している。

経営層、管理職の対処法

デュリスは、職場でのバーンアウトやストレスを予防するために企業側にもできることがあると主張する。従業員のウェルビーイングを優先させるために幹部が取るべきだとデュリスが考えるいくつかのステップを、以下に挙げる。

1. チームの仕事量を把握する

「管理職として、自分のチームがどのタスクに取り組んでいるかを把握しておくことは重要だ。ある人の仕事が山積みになっていることに気づいたら、他の人のスケジュールがそれほど忙しくないのであれば、いくつかのタスクを任せてもいいかもしれない」

次ページ > メンタルヘルスサポートを提供する

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事