ゲーリー・チャップマンは結婚カウンセラーで、ベストセラー本『愛を伝える5つの方法』の著者でもある。チャップマンが広範に研究した“愛を表現する方法”という概念は、今や実質的に恋愛関係の用語となっている。
今日ではほとんどの人が、自分の星座と同じくらい簡単に自分の愛情表現を挙げることができる。セラピストが扱っていたこの概念は日常会話でも耳にするようになった。多くの人にとって、自分がどのように愛情を与え、受け取るかを理解するための共通の略語として機能している。
成長につれ、愛情の示し方は変わる
だが、成長し、人生のさまざまな段階を経るにつれて愛情の示し方は変わり得る。例えば、付き合い始めの頃は相手を驚かせるようなデートや長電話、バッグにしのばせた愛のメモといったちょっとした行為で愛情を伝えるかもしれない。しかし仕事や責任、あるいは子育てに追われるようになると愛の表現は変わってくる。
それは、パートナーが忙しすぎるときでもきちんと食事をとるよう気配りする、あるいは単に心地よい沈黙の中で一緒に座っていられるようにするといった単純なことだったりする。年を重ねて日常がゆっくりになると、愛情は例えば朝の散歩や相手の健康への気遣い、あるいは転機時に支え合ったりするような仲間意識のような形で現れるかもしれない。
これは必ずしもロマンスや情熱を失うことを意味しない。人生のさまざまな段階を通して愛を深めているだけだ。それぞれの段階で、人生のどの章でもお互いのために存在していることを伝え合う新しい方法がある。
では、愛が進化するのだとしたら、カップルは共に成長する中で他にどんな「愛情表現」を生み出すのだろうか。この記事では、長続きする絆を築くのに役立つ、過小評価されている3つの愛情表現を紹介しよう。



