どのクリップが右派の反発を招いたか
ネットフリックスのボイコットを支持する右派の批評家らは、『デッドエンド:ようこそオカルト遊園地へ』や、LGBTQのキャラクターが登場する他の作品のクリップを取り上げ、ネットフリックスが子どもに「ウォーク」または「トランスジェンダー」の考え方を押しつけていると非難した。批判者らが拡散したクリップでは、シリーズの主人公バーニー・ガットマンが友人のノーマに自らがトランスジェンダーであることを打ち明ける。バーニーは「ノーマ、僕はトランスです」と語り、「ここにいると、まるで新しい場所に来たみたいです。僕はただのバーニーでいられるし、人にいつどう伝えるかも自分で選べます」と続ける。キャラクターは「これまでで一番幸せです」と述べ、「臆することなく自分の人生を生きることが重要なんです」と語る。
他の作品でもLGBTQ描写が標的に
Libs of TikTokはこのクリップを共有し、番組が「7歳児」に「トランスジェンダー擁護」を押しつけていると非難した。同アカウントは、ネットフリックスで配信されている他の番組のクリップも共有した。大人気の子ども向け番組『ココメロン:うたってまなぼう』(Cocomelon)には、チュチュを着た幼い男の子が2人の父親と一緒に踊る場面が含まれている。また、アニメシリーズ『ジュラシック・ワールド:サバイバル・キャンプ」(Jurassic World: Camp Cretaceous)のクリップでは、2人の女性キャラクターが互いへの思いを告白しキスをする。Libs of TikTokは「恐竜の話だけじゃないのか? @netflixにはこういうLGBTQプロパガンダの番組がいくつあるの?」と述べた。
スティールは解約運動について何と言っているか
スティールはBlueskyへのいくつかの投稿でこの件に言及し、「すべて嘘と中傷だ。ネットフリックスはいま『本作』を宣伝していない」と述べた。数時間後、彼は「今日は概ね大丈夫で、全体としてかなり面白いと感じ、連絡をくれた皆には本当に感謝している。しかし、非常に不快で奇妙な同性愛嫌悪的・反ユダヤ的なメールが届き始め、少し怖くなってきた。返事が遅くなったら申し訳ない」と書いた。
Libs of TikTokが彼のチャーリー・カークに関する投稿に言及した後、スティールは再び投稿し、「私のインスタグラムのコメント欄はいま、私はチャーリー・カーク本人だとか、私が彼の死を祝ったとか(私は決してそんなことはしていない)といったリプライで溢れている」と述べた。


