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2025.10.02 10:30

暮らしに根を張るAlexa+、アマゾンが提示する「生成AIのあるスマートホーム」

アマゾンがニューヨークでAlexa+に対応するスマートディスプレイなど、多数の新製品を発表した。ステージに登壇したアマゾンデバイスの幹部、パノス・パネイ氏が「テクノロジーが暮らしの背景に溶け込み、ユーザーの生活を支えるアンビエントAIの理想的な形を提示したい」と意気込みを語った

アマゾンによれば、Alexaはすでに10億台以上のデバイスに接続され、世界最大規模のAIアシスタントプラットフォームになった。Alexa+は従来のAlexaを基盤としたエコシステムとの互換性を保ちつつ、インターネットコマースや配送サービスの自動実行にも対応し、多くのAPIと連携できる強みを持つ。また誤情報の提示を抑制し、ユーザーが本当に必要とする行動につなげる仕組みを備えるとともに、開発者向けのSDKも公開してエコシステムの拡大を積極的に進めている。

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センサー技術との融合による個人に最適化された体験

発表会では各製品の特徴的な新機能が紹介された。その中で、筆者はEchoシリーズのスマートスピーカーとスマートディスプレイが対応する「Omnisense(オムニセンス)」と呼ばれるセンサーフュージョン技術に注目した。

オムニセンスはデバイスが内蔵するマイク、カメラ、超音波、加速度センサー、環境センサーなど複数種類のセンサーを組み合わせてユーザーの生活を常時コンテクスト(文脈)レベルで把握し、Alexa+を搭載するデバイスが生活をサポートする機能だ。

11インチのディスプレイを搭載するAmazon Echo Show 11。本体に搭載するカメラやマイクの他、さまざまなセンサーで設置された環境の情報をモニタリングして、ユーザーの暮らしに役立てるセンサーフュージョン技術「オムニセンス」に対応
11インチのディスプレイを搭載するAmazon Echo Show 11。本体に搭載するカメラやマイクの他、さまざまなセンサーで設置された環境の情報をモニタリングして、ユーザーの暮らしに役立てるセンサーフュージョン技術「オムニセンス」に対応

例えば、深夜0時を過ぎても玄関の鍵が開いていればアラートを送ったり、部屋の明るさや音、人の動きから在宅状況を把握し、必要に応じてスマートホームデバイスの設定を変える。さらには家族が全員不在な状態になってしまった時に、ペットの食事状況を把握して注意を喚起するといった支援をAlexa+が賢くこなす。

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外部のメディアとの情報連携、あるいはパートナー企業のサービスと結びつくことにより、Alexa+の体験はより豊かになる。

例えばFire TVではスポーツニュースを提供するメディアと連携して「昨夜見逃したMLBの試合を要約したハイライトが知りたい」というユーザーのリクエストに対して、Alexa+と連携しながらタイムリーに情報を送り届ける。フィンランドのヘルスケアスタートアップであるOura(オーラ)のスマートリングが計測するユーザーの生体データを、Alexa+に対応するスマートディスプレイで可視化するサービスも来年初頭に始まる。オーラが集めた生活パターンの情報を元に、ユーザーに「きょうの最適な就寝タイミング」を提案するといった使い方も可能になるそうだ。ユーザーの日常生活のコンテクストに寄り添う新しい体験がつくれそうだ。

Ouraはスマートリングが計測する生体データを、Alexa+に対応するスマートディスプレイで可視化するサービスも来年初頭に始まる
Ouraはスマートリングが計測する生体データを、Alexa+に対応するスマートディスプレイで可視化するサービスも来年初頭に始まる
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編集=安井克至

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