食事や飲みに行くグループにお酒を飲まない人がいるとき、飲む人は飲まない人に気を遣い、飲まない人は飲まないことを申し訳なく思う。そうしたモヤモヤは会計にも影響する。リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が20〜60代の男女1035人を対象に意識調査を行ったところ、飲む人と飲まない人との間の気持ちの行き違いが見えてきた。

お酒を飲まない人を含むグループで食事に行くとき、何に気を配るかを尋ねると、もっとも多かったのが「食事メニューが豊富なお店にする」だった。お酒を飲まない人が好きな料理の店にする、ノンアルコールドリンクが充実している店にする、お酒がメインの店は避ける、飲まない人優先でフードメニューを決めてもらうなど、飲む人が飲まない人も楽しめるよう気を配っています。2位に入ったのは「割り勘などの会計で気を遣う」でした。
飲む人と飲まない人それぞれに会計に関する質問をした結果、飲む人の約46パーセント(最多の回答)が「飲んだ人が多めに払う」と答えたのに対して、飲まない人の約33パーセント(最多の回答)は「飲む飲まないに関係なく完全に割り勘にする」だった。「飲んだ人が多め」は同率2位。同率2位のもうひとつは「お酒代は飲んだ人が分担する」。「多め」というざっくりした気の遣い方よりも、割り勘か、酒代を別にするか、ハッキリさせてほしいというところだろう。



