リーダーシップに求められる要件やスキルは急速に進化している。そしてAIや機械学習による革新のスピードはさらに速い。毎日のように新たなAI対応技術が登場し、組織全体に大きな変革をもたらし、AIスタートアップが次々と立ち上がり、新しいAIアプリケーションやビジネス活用事例が生まれている。
リーダーやマネージャーにとっては、こうした変化を常に把握し、組織を未来の働き方に適応させる方向へ導くことが強く求められている。特にエージェント型AIの普及が進む中ではなおさらである。
では、どうすれば変化に追いつき、十分に備えることができるのか。
先日、ロンドンで開催されたアサナが主催する『Work Innovation Summit』に参加した際、アサナCEOのダン・ロジャースと数分間話をする機会があった。私は彼にこう尋ねた。「AIに関する最近の動向を踏まえ、リーダーやマネージャーがライバルに先行し、効果的にAI導入を進めるためには、どのようなスキルが必要ですか?」。
会話から浮かび上がった中核的なスキルと、それに対応する認定資格は以下の通りである。
1. 戦略的問題解決スキル
ロジャースは、リーダーは既存のワークフローを見直し、綿密な計画と設計を通じて「AIがどこに価値をもたらせるか」「人間とAIの協働に最も適したプロセスは何か」、さらに「AI導入の結果として成功とはどのような姿か」を明確にする必要があると強調した。
戦略的問題解決スキルを学ぶためのオンライン講座:
・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校提供『戦略的リーダーシップとマネジメント』(Coursera)
・ヴァンダービルト大学提供『Change Management for Generative AI』(Coursera)



