ビットコインや暗号資産トレーダーは年末にかけての強気相場を予測しており、多くのビットコイン強気派は、2024年9月の利下げの後に見られた昨年の急騰と同様の展開を期待し、10月を「Uptober」と称している。
「ビットコインは強い成長機会と無視できないリスクの岐路に立っていると考える」と、XS.comの市場アナリスト、ラニア・グーレはEメールでコメントした。
「今後2週間の予想されるボラティリティは、市場をよく読める投資家にとってはチャンスとなるかもしれないが、規律あるリスク管理なしで上昇相場を追うことへの警告でもある。Uptoberは歴史的な利益をもたらす可能性があるが、その期待が実現するかどうかは、テクニカル要因、機関投資家の資金フロー、そして落ち着いた米国の政治環境の組み合わせにかかっている。この全体像が明確になるまでは、慎重な楽観主義が最も賢明なアプローチだ」。
今年初め、金融大手のフィデリティは、「より多くの国家、中央銀行、政府系ファンド、財務省がビットコインで戦略的ポジションを確立しようとするだろう」と予測した。さらに先週には、ドイツ銀行のアナリストが、2030年までにビットコインがFRBのバランスシート上で金と同等に扱われる可能性があると述べた。
3月には、ドナルド・トランプ米大統領がビットコインの戦略的準備を創設するという選挙公約を実行に移し、8月には米財務長官のスコット・ベッセントが、トランプ政権が予算に中立的な方法でそれを実現しようとしていることを認めた。
予想より出遅れるビットコイン価格
しかし、モウは、今年のビットコイン価格の上昇が停滞していることに驚いている。ビットコインは2024年11月のトランプの選挙勝利後に10万ドルを突破したが、2025年を通じてその水準を大きく超えることができなかったからだ。
「すでに強気相場が始まっていてもおかしくなかった」とモウは語る。「巨大な上昇のようなものだ。このサイクル、もしサイクルと呼ぶなら、それは遅れていて、来年にずれ込むかもしれない」。
現状では、苦戦するビットコイン価格をめぐり、最新の強気相場がすでに終わったのではないかという懸念からアナリストの意見が分かれている。
「私のように年末にかけて価格上昇を予測する人々もいる」と、レンの最高投資責任者ジョン・グローバーはEメールでコメントし、自身の予測としてはビットコインが14万ドルから14万5000ドルまで上昇するとしたうえで、その直後に弱気相場が始まる可能性もあると付け加えた。
「一方で、2023年11月に始まった強気サイクルは12万5000ドルの目標に到達した時点で終わったと考える人々もいる。現状の値動きは、彼らがこの議論で優勢であることを示している」。


