ウクライナ側の視点
ウクライナのアナリストらは、ロシアの製油能力のおよそ25%が稼働不能になっていると評価している。ロシアには十分な貯蔵能力がないので、原油は行き場がなくなり、そのため原油の生産を減らさざるを得なくなる。ウクライナは、石油輸出を妨害するためにパイプラインや港湾施設への攻撃も強化している。さらに天然ガス施設も攻撃しており、石炭への切り替えを強いられた発電所もあるとされる。
Ukrainian drones of the 14th UAV regiment struck key gas distribution stations in occupied Luhansk overnight, Shchastia (main supplier for Luhansk TPP), Severodonetsk (critical for Azot chemical plant), and Novopskov. Luhansk TPP has been forced to switch to coal. pic.twitter.com/yZ1k1MeXkD
— NOELREPORTS 🇪🇺 🇺🇦 (@NOELreports) September 25, 2025
ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官は9月25日、ロシアの石油部門に対する攻撃はロシア軍への燃料供給も混乱させているとの認識を示した。
シルスキーは記者会見で「敵の軍産複合体の能力は著しく低下しており、それは戦場で確認できます」と語り、ロシアは「燃料危機」にあると断じた。
被害の大半をもたらしているとみられるウクライナ軍のドローン部隊「マジャールの鳥」は、製油所「グランドツアー」の動画を投稿し続けており、ロシアでガソリンを希少資源にすると誓っている。
The Grand Tour of oil-pour houses continues.
— 414 Magyar's Birds (@414magyarbirds) September 20, 2025
Koschei’s needle keeps shrinking, steadily and methodically, under the actions of Ukraine’s Defense Forces.
🔥 Novokuibyshevsk Refinery (Rosneft, Samara region, russia) – oil-pour house with 8.8 million t/year capacity – 3.1%
Hit… pic.twitter.com/SDUCYdFB1E
被害がかさむにつれて、ロシア国民の間で諦観が広がりつつあるのも無理はない。
ロシアのある軍事ブロガーは「戦争が4年目に入ってもウクライナのエネルギーを粉砕できず、逆にわれわれのエネルギーが粉砕されているとすれば、それはじつに壮大な話になる」と自嘲気味に書いている。


