日常的に生成AIツールを利用する20代〜30代の男女532名を対象とした株式会社事業家集団の調査で、自己理解のために生成AIを活用する人の実態が明らかになった。AIが単なる情報検索ツールを超えて、人には言いづらい内心の整理を助ける存在として機能している実態が浮かび上がった。
6割が自己理解にAIを活用
調査によると、日常的に生成AIツールを利用する20代〜30代の62.0%が、自己理解を深める目的でAIを利用した経験があると回答した。

具体的な利用内容では「思考の整理」が56.4%で最多となり、「興味・関心の抽出」(37.9%)、「感情の言語化」(36.4%)、「弱み・強みの特定」(33.0%)が続いた。

注目すべきは、自己理解目的で利用した330名のうち87.6%がAIを通じて「自己理解が深まった」と実感している点だ。「非常にそう感じる」が26.1%、「ややそう感じる」が61.5%で、大多数が何らかの効果を得ていることがわかる。




