家庭裁判所の調停がオンラインでできるようになったのを知っているだろうか。2025年3月、法改正により家庭調停のオンライン化が始まった。司法サービスをより身近に利用できることを目指した新制度である。
この制度開始を背景に、株式会社DDRが1万人を対象に「身近なトラブルと調停制度に関する調査」を実施した。調査では、身近なトラブルの有無や調停制度の認知度、利用意欲などが尋ねられている。
トラブル経験と過去の解決方法
「これまでに家庭や職場、近隣などでトラブルを経験し、解決したいと思ったことがあるか」と質問したところ、回答者の約半数が「ある」と答えた。家庭や職場のトラブルが上位で、近隣トラブルも目立った。
続いて「そのトラブルをどのように解決したか」を聞いたところ、家族や友人に相談した人がもっとも多く、次いで我慢した人、相手と話し合いをした人が続いた。一方で、調停や裁判を利用した人は全体の中で限られた割合にとどまった。


調停制度の認知とオンライン化の周知
「調停制度を知っているか」という設問には、「知らない」と答えた人が過半数を占めた。さらに「調停制度は知っているが、オンライン化されたことは知らない」と回答した人も多く、加えて「オンライン調停を知らない」とした人がほとんどであった。新制度そのものの周知が課題であることが明らかになった。




