オフィスフロッギングの長所と短所
従来、何百万人もの米国人労働者が将来性のないキャリアや嫌っている仕事に留まってきた。これは部分的には雇用の安定が揺らいでいたためだ。もう1つ、転職は不安定で無責任な行為とみなされるとして、かつてのリクルーターが労働者に転職を思いとどまらせていたという理由もある。就職活動のストレスが応募者の精神衛生上のストレス要因になることが多いのは言うまでもない。
しかし状況は変わりつつある。職場が不安定なために心配や不安がかつてなく高まっている中、多くの求職者が慣れ親しんだところに留まっているより、思い切って新しい環境に飛び込む方がやりがいがあると思っている。
ドゥリスによると、同じ会社で昇進することには多くの利点があり、将来転職する際、履歴書で職に対する献身的な姿勢を示すことができるという。しかし、人によっては「オフィスフロッギング」が最善の行動かもしれないともドゥリスは考えている。
1つの会社に留まるよりも、複数の職を渡り歩くことが自分のスキルと給与をアップさせる最善かつ最も簡単な方法だと考えるオフィスフロッグもいるかもしれない。転職に踏み切る前に、時間を割いて転職のメリットとデメリットを検討する価値があるとドゥリスは指摘し、以下のようなアドバイスをする。
転職がどのように見えるかを意識する
ドゥリスは、オフィスフロッグであることには利点もあると指摘し、雇用主があなたの履歴書を見たときに転職がどのように映るかを覚えておくことが重要だと付け加える。「これに対抗する方法の1つは、職を転々としたことを強みに変え、以前の職を辞めた理由を説明することだ」とドゥリスは話す。「そうすることで、身に付けたスキルや達成した業績について話すチャンスが生まれる」。
それぞれの職が転職に値するようにする
適切な理由で転職しなければ、転職しても報われないかもしれない、とデュリスは警告する。「現在の職務でまだ学ぶ機会が得られるなら、あるいは就く可能性のある職務で新しいスキルがあまり得られなさそうであれば、現在の職にとどまる方がいいかもしれない」。
以前の雇用主の悪口を言ってはいけない
面接では、前の職場で学べなかったり達成できなかったことよりも、学べたことや達成できたことなどポジティブな点に焦点を当てるのがいいとデュリスは話す。あなたを採用するかもしれない雇用主をがっかりさせる可能性があるため、以前の仕事についても一切悪い話はしないようデュリスはアドバイスする。


