夏の名残を楽しむのも冬に向けての過ごし方の1つだが、今すぐにでも残暑から解放されたいと思っているなら、すでに秋が深まりつつある北・東ヨーロッパを訪れてみてはどうだろう。ひんやりとした空気と、秋ならではの景色や体験を満喫することは、心理学的にも「心身の疲労回復」につながるとされている。
旅行予約サイトOmio(オミオ)はヨーロッパの全首都における10月の平均気温を調査し、この時期のバケーションにぴったりの「今、最も涼しい都市」を発表した。夏の暑さに疲れた私たちには、ときに爽やかな秋風に身を浸すバケーションが必要だ。では早速、今ヨーロッパで気温が最も低く、かつ寒過ぎない首都をランキング形式で紹介しよう。
ヨーロッパの「今、最も涼しい首都」ランキング
1位 レイキャビク(アイスランド)
ランキング1位の座に輝いたのは、10月の平均最低気温が2℃まで下がる、アイスランドの首都レイキャビクだ。この国はより寒い季節のバケーション先としても人気だが、冬になると街は日中も長時間暗闇に包まれてしまう。よって冬が訪れる前の10月が美しい自然と街の魅力を味わう、まさにベストタイミングと言える。
2位 ヘルシンキ(フィンランド)
第2位はフィンランドの首都ヘルシンキで、10月の最低気温は4℃。11~12月には街が冬景色に変わるため、気候が穏やかな10月中に訪れて屋外を散策し、地元の文化に触れ、伝統的な価値観「hygge(ヒュッゲ:居心地の良さ、くつろぎの感覚)」を感じてみよう。
3位 ストックホルム(スウェーデン)
3位は再びスカンジナビアの都市、ストックホルムだ。10月の平均最低気温は4〜6℃と穏やかで外歩きも楽しめるほか、寒い季節ならではの醍醐味も堪能できる──散策の後、伝統的なホットワイン「グロッグ」で体を温めるのは至極のひとときだ。
4位 オスロ(ノルウェー)
ノルウェーの首都オスロはストックホルムと同じく、10月の平均最低気温が4〜6℃。冬の訪れが間近に迫るこの時期は、秋の澄んだ空気、そして温かく風味豊かな郷土料理を楽しむのにぴったりの季節だ。
5位 タリン(エストニア)
オスロに続くのはエストニアの首都タリン。オミオの調査によれば、この街は米テレビドラマ『ギルモア・ガールズ』に登場する架空の町スターズ・ホローを彷彿とさせるという。隠れ家のようなカフェや石畳の道、豊かな歴史を誇るこの街を秋に訪れれば、まさにドラマのようなひとときが体験できるはずだ。



