世界で最も豊かな国々
豊かさを測る3つの指標それぞれで、首位に立つ国は異なる。スイス、シンガポール、ノルウェーの3カ国は、3つの指標すべてで首位または近い位置にいる。
所得が最も高い国はスイス
純粋なドル換算で、所得が最も高い国はスイスだ。2024年の平均年収は10万4000ドル(約1545万円)を超え、唯一、10万ドルの大台を突破した。シンガポールが2位、ノルウェーが3位で、2024年の平均年収はそれぞれ9万700ドル(約1350万円)と8万6800ドル(約1290万円)だった。
スイスに行ったことがあれば(行ったことがない人は、ぜひ行くべきだ。世界で最も素晴らしい国の1つだから)、物価が高いことは知っているだろう。実際、スイスは世界で最も生活費が高い国の1つだ。これはつまり、買えるものがあまり多くないということだ。これは、住民の相対的な豊かさに劇的な影響を与え、訪問者の旅行費用にも影響する。
1人当たりGDPの首位はシンガポール
PPPを考慮した2つ目の指標で、生活費を調整すると、スイスの1人当たりGDPは9万3800ドル(約1395万円)となり、ランキングでは5位に後退する。ここで首位に立つのはシンガポールで、調整後GDPは15万1000ドル(約2245万円)だ。マカオとカタールがそれぞれ12万8000ドル(約1900万円)、12万6000ドル(約1875万円)で、2位と3位に浮上する。その結果、ノルウェーは4位となる。
現地の物価と労働時間を組み合わせた指標では、ノルウェーが1位
3つ目の指標では、現地の物価だけでなく、収入を得るために必要な労働時間も考慮される。この指標では、ノルウェーが調整後GDPが11万5000ドル(約1710万円)で首位に躍り出る。2位は調整後GDPが11万1000ドル(約1650万円)のカタール、3位は9万2300ドル(約1370万円)のデンマークだ。このシナリオでは、スイスは5位を維持するが、シンガポールは8位に後退し、その長い労働時間が浮き彫りになる。
米国は、世界で最も豊かな国のトップ10にランクイン
上位にはヨーロッパ諸国が名を連ね、3つの指標の平均でトップ20のうち12カ国を占めている。GDPでは世界最大の経済規模を誇る米国だが、豊かさの指標ではそれぞれ4位、7位、6位にとどまる。
米国の基本GDPは8万5800ドル(約1275万円)だが、興味深いことに、この数値は3つの指標間でほとんど変動しない。物価調整後も変わらず、労働時間を考慮しても、わずかに上昇して8万7600ドル(約1300万円)だ。
英国ははるかに悪い結果で、各指標の順位は19位、27位、25位だ。生活費と労働時間を考慮すると、順位は急落する。


