文化の力で世界を駆ける「カルチャプレナー」たち 

細尾真孝|細尾代表取締役社長(写真左) 中村壱太郎|歌舞伎俳優(同右)

「多様な糸が調和する世界」を目指す 細尾真孝の功績

2025年大阪・関西万博では、伝統的な西陣織を外壁に使用したパビリオンが登場(飯田グループホールディングスと大阪公立大学の共同出展)。その製作を担当した。courtesy of 飯田グループホールディングス
2025年大阪・関西万博では、伝統的な西陣織を外壁に使用したパビリオンが登場(飯田グループホールディングスと大阪公立大学の共同出展)。その製作を担当した。courtesy of 飯田グループホールディングス

伝統をアップグレードしながら新しいビジネスを展開する経営者をカルチャープレナーと呼ぶならば、細尾真孝はまさにそれを体現している人物だ。西陣織の技法や美を追求する姿勢はそのままに、2010年、伝統的な32cmという反物の幅をテキスタイルに用いやすい150cm幅にできる織機を世界で初めて開発。以来海外展開を加速させ、ディオールの世界100都市100店舗の内装資材への採用を皮切りに、シャネル、エルメスなど多くのラグジュアリーブランドとの協業を続けている。

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グッチとの3回目のコラボレーションで生まれたバッグ。courtesy of GUCCI
グッチとの3回目のコラボレーションで生まれたバッグ。courtesy of GUCCI
独自開発した150㎝幅の織機。継ぎ目がなくなることで使用用途を格段に広げた。courtesy of HOSOO
独自開発した150㎝幅の織機。継ぎ目がなくなることで使用用途を格段に広げた。courtesy of HOSOO

「アニメやマンガなどのカルチャーは経済と接続できているが、工芸や伝統芸能などはうまくできないまま、国内では斜陽産業だと思われている。しかし、グローバルに見ればまたとないチャンス。工業化や効率化が行き詰まった今だからこそ、工芸は次の時代をリードする光が当たる場所になる」。

“パンク魂”で伝統を革新し続ける彼が目指すのは、西陣織のように「多様な糸を複雑な構造のなかで織り込んで調和させる」世界だ。

本日発売のForbes JAPAN最新号では、この二人の対談が実現。文化における「真の革新」について語り合った。続きは9月25日発売「Forbes JAPAN 2025年11月号」でぜひご覧ください。

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カルチャープレナーの今年の受賞者は、こちらの特設サイト「CULTURE-PRENEURS 30 2025」へ。

文=村上 敬 写真=ヤン・ブース スタイリング=井藤成一(中村) ヘアメイク=YASUHIRO MIKAMI

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