音楽

2025.10.02 08:30

YOASOBIの生みの親、山本秀哉がつくる発信基地「Echoes」

山本秀哉|Echoes プロデューサー

現在、EchoesにはYOASOBIやMAISONdesに加え、キタニタツヤやパペットスンスン(キャラクター)、Aoooといった新世代のアーティスト11組が所属する。レーベルの目標は、熱量あるクリエイターと共鳴し、コンテンツを幅広い層へ届けていく「箱」になること。マネジメントのほかに、新世代クリエイターがパートナーを見つけられるプラットフォーム「MECRE」も運営。25年4月に開催された都市型フェス「CENTRAL MUSIC&ENTERTAINMENT FESTIVAL 2025」では、Echoes がキュレーションを務め、レーベル外の著名アーティストも多数出演した「Echoes Baa」を実施するなど、「箱」としての影響力を拡大している。

advertisement
 25年4月に都市型フェス「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL2025」内で開催された「Echoes Baa」の様子。
25年4月に都市型フェス「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL2025」内で開催された「Echoes Baa」の様子。

「単体のアーティストの海外進出が成功しても、それは一過性の音楽ニュースにとどまってしまう。より多くの日本人アーティストが次々と成果を上げて、ようやく『日本の音楽が世界で話題』という見出しのニュースが一般に広がっていく。その未来に向けて、Echoes だけでなく“J-POP”という大きな箱の魅力を世界へ発信していきたい」


やまもと・しゅうや◎2012年にソニーミュージックグループ入社。CDやゲームのパッケージ制作業務を経て、多様なアーティストの宣伝・制作・マネジメント業務を担当。19年に小説を音楽にするユニット、YOASOBIを立ち上げ。24年、マネジメント&レーベルEchoesの発足にかかわる。

advertisement

文=フガクラ 写真=若原瑞昌

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事