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2025.09.28 13:00

「結婚適齢期」に関する7つの洞察 世界18カ国の調査から

Shutterstock.com

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恋愛や結婚は、タイミングがすべてではない。だが、20代や30代の人に尋ねてみれば、誰もが静かな焦りを口にするだろう。まだ早過ぎる? それとも、もう遅過ぎる?

自立を称賛しながらも、いまだに生涯の誓いを美化するこの世界では、「いつ結婚すべきか?」という問いは重い意味を持つ。年齢は幸せになれる可能性や離婚の確率だけでなく、相手やその親族があなたをどう見るのかさえも左右する。世界の人々はこの問いにさまざまな答えを出している。

米世論調査機関ピュー・リサーチセンターが世界18の中所得国を対象に行った調査から、簡潔ながらも示唆に富む7つの洞察が得られた。これらの洞察は、あなたが知っていると思っていたことをひっくり返すかもしれない。

1. 結婚に「ちょうど良い」年齢の世界平均は26歳

調査対象となった18の中所得国で、回答者が理想的な結婚年齢と答えたのは平均で25.9歳だった。成人と見なされる年齢が先送りされ、キャリア形成に時間がかかり、自立が重視される現代において、この平均年齢は意外なほど早いように思えるかもしれない。

2. 結婚適齢期が最も高かったのは29歳のアルゼンチン

理想的な結婚年齢で最も高い平均値を示したのは、28.9歳のアルゼンチンだった。結婚年齢が遅い傾向にあるその他の国には、チリ、コロンビア、ペルー、南アフリカ、チュニジアが含まれ、回答者はいずれの国でも28歳前後が理想だとしていた。

3. 結婚適齢期が最も低かったのは21歳のバングラデシュ

平均的な結婚適齢期が最も低かったのはバングラデシュで、21.2歳だった。同国では依然として文化的な規範が早婚を促している。同国の成人の大多数は、結婚に最適な年齢は25歳未満だと答え、20歳未満が望ましいとした人もかなりの割合に上った。

4. ペルー人は結婚を急がない

25歳になるまでに結婚するのが理想的だと答えたペルー人の割合は、わずか11%にとどまった。ペルーでは、回答者の39%が30~34歳の間が結婚に最適だと考えており、10%は少なくとも35歳まで待つべきだとした。ペルーは調査対象国の中で最も晩婚化に適した国の1つと言えそうだ。

5. アジアは早婚、南米は晩婚

大まかに言えば、インド、インドネシア、バングラデシュといったアジアの中所得国では、25歳未満の早い段階での結婚が好まれる傾向にある。一方、南米では結婚適齢期とされる平均年齢が30歳近くとなっている。これは、恋愛や結婚を巡る両地域の文化的な違いを反映しているのかもしれない。

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翻訳・編集=安藤清香

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