自分のぬいぐるみが実際の企業でインターンを体験するという、不思議で愛らしい企画が実施された。「いい年した大人が三歳児のように遊べる」をコンセプトとしたオンラインゲーム『ドロボー幼稚園』を開発したソノリテ。幼児向けに見えて実は大人向けというその世界観を現実に広げようと、ゲームのファンからインターン参加希望のぬいぐるみを募り、業務を体験してもらった。

これは、『ドロボー幼稚園』の第2弾、『ぬすんであそぼ!ドロボー幼稚園2』制作のために実施したクラウドファンディングのストレッチゴールの達成リターンとして設定されていた企画だ。無事、目標を大幅に超える支援金を獲得した同社は、約束どおり、ぬいぐるみインターンを実施した。

同社では、クラウドファンディング出資者のうち参加希望者から送られたぬいぐるみに、電話対応、企画書作成、ゲームエンジンUnityでの作業、グループディスカッション、お金の管理などの業務を手伝ってもらった。ぬいぐるみのオーナーには、その様子を撮影した写真と、インターンの評価シートが渡された。

参加者からは、「最初はぬいぐるみが働けるのか不安でしたが色んな仕事にチャレンジしている姿に感動しました!」、「評価シートを読んで、ぬいぐるみが本当に頑張ったんだなと感じました!」、「ぬいぐるみの新たな一面を知ることができました!」といった驚きの声が聞かれた。
この企画は、ぬいぐるみが健気に働く姿を通じて「がんばらなくても愛される」「存在しているだけで価値がある」という感覚をゲームの外の世界にも広げることを目的としている。第2回も行う予定とのことだ。



