欧州

2025.09.24 09:00

ロシア軍が夏季攻勢でも大損害 ウクライナ、製油所攻撃と合わせ交渉へ立場強める

ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシク方面で2025年9月9日、オート・メラーラ105mm榴弾砲の砲弾をかつぐウクライナ兵(Diego Herrera Carcedo/Anadolu via Getty Images)

それでいて、この取り組みはあまり成功しておらず、送り込んだドローンのかなりの割合がウクライナ側のジャミングによって逸らされたり、配備が進む迎撃ドローンなどで破壊されたりしている。ウクライナの重要な施設は、引き続き多層防空システムや専門部隊によって守られている。

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ロシア・ウクライナ戦争の見通し

ロシアとウクライナの消耗戦は戦場だけに限られるものではなく、財政という側面も大きい。ロシアは人員や装備、とくに精密兵器への支出を増やしているものの、成果は限られている。同時に、ロシアはウクライナによる石油施設など重要インフラへの攻撃を受けて、収入が減少している。コストの増大、収入の縮小、戦果の乏しさという不均衡の拡大は、ロシアによる現行のアプローチを持続不可能なものにしている。

こうした状況は、国内の不満の高まりと国際的な圧力も相まって、ロシア指導部を再び交渉の場に向かわせる公算が大きい。もしウクライナがこの主導権を維持し、ロシアの軍事力と経済的回復力を引き続き損なうことができれば、ウクライナは強力な「カード」を手にして次の交渉に臨むことになるだろう。

forbes.com 原文

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翻訳・編集=江戸伸禎

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