それまで流行から距離を置きコマーシャル性よりも徹底的に自己ルーツと向き合うものづくりの重厚さを大事にしてきた。しかし作品を通して言語を超えて多くの人々と共鳴できた経験は、ファッションデザイナーとしての自信を後押しし、表現の幅をスケールアップさせたようだ。
「自由に作品を見せてもいいと自分に許しが出たような体験でした。今では色々なクリエイターや作品との出会いを良い刺激としてものづくりに循環できています。これからも国内外、さまざまなコラボレーションを通して誰かの救いになるような作品を発表していきたいです」
八木華◎1999年東京生まれ。都立総合芸術高校卒業後、coconogaccoで学ぶ。2019年、欧州最大のファッションコンペティションInternational Talent Supportファッション部門のファイナリストに最年少の19歳で選出。



