教育

2025.10.02 14:15

「8歳で14万部書籍執筆」のわが子が『起業』、母のある失敗

Getty images(写真はイメージ)

ああ、私は手は出さないって決めたのに……。

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ああ、私がやってしまってるじゃないか……。

本当は、妹たちが困ったときに聞くべき相手は長女であって、私ではない。

彼女たちが困っていたら、長女が指示を出せばいい。

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うまく回らなくて、お客さんに怒られてもよい。最後に計算が合わなくてもよい。

なのに「うまく現場を回さないと」と思い、無意識に手を出してしまった私は、本当にダメだと深く反省しました。

その場で、長女と妹たちにまずは謝りました。

そして、全て「0」にする。妹たちは一旦解散です。

すると1時間もして戻ってきた長女が、明日の準備について再確認し、これから考えるべきことを整理し始めたのです。

妹たちと一緒に考えて、お客さんの注文の取り方、誰がどう動くのかを確認。

そしてメニュー表を作る。

その時に思いました。子どもは本当にすごい。頼もしい。ちゃんと考えている。

ただただ、親の私が「信じて待つ」「手を出さない」ということができていなかっただけなのです。

やる気を奪うのは、いつもそばにいる“親”

今回、私は親として大きな失敗をしました。

そして、応援することと手を出すことは全く違う、と学びました。

間違った「手を出す応援」は、その子のやる気を一気に奪ってしまう。

やる気を奪うのは、いつもそばにいる“親”なのです。

例えば、2歳、3歳の小さな子どもが靴を履こうとした時、大体の割合で右と左が逆だったり、とうまく履けずに時間がかかったりします。

でもそんな時、手を出すのは容易です。しかしここには子どもの「自分でやりたい」というやる気がみなぎっているのです。これを奪うのはもったいなさ過ぎます。

待てないと言っても、1時間もかかるわけではない、5分や10分待てば子どもは「自分でできた」という成功体験ができ、自己効力感を高めることができます。右と左を間違えて履きづらいという気づきもまた、気づける人になる第一歩。気づいて、改善策を考えてアクションしてみる、そんな行動力を養う瞬間に変わります。

わかっていたはずなのに、ふと手が出てしまう。

そんな瞬間もたくさんあるでしょう。

だからこそ、常に意識して自分の立ち位置を死守できるように親として成長し続けたいと思います。


髙嶋舞(たかしま・まい)◎「行列がたえないビジネス相談所」オカビズ センター長としてコンサルタント業務を行う。第4回「にっぽんど真ん中祭り」実行委員長(観客動員102万人)をきっかけに「ちいさな企業の応援団」をコンセプトに独立。内閣府「女性のチャレンジ支援賞」受賞。11年度より「ぎふ女性経営者懇談会」委員、14年度から5年間、愛知県立大学非常勤講師、15年度より「あいち・ウーマノミクス研究会」委員などの公職を歴任。3女の母。「子供のオーナーシップを育てる子育て」がモットー。

文=高嶋舞 編集=石井節子

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